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ブリーラム石井正忠監督、タイ1部無敗優勝の可能性に言及。SNS投稿話題も【現地取材】

石井正忠監督 写真:SVC

 ブリーラム・ユナイテッドは今月4日、アウェイでBGパトゥム・ユナイテッドと対戦。セレッソ大阪から期限付き移籍中のDF丸橋祐介(32)ら擁するクラブ相手に2-0と勝利し、2022/23シーズンのタイ1部リーグ戦無敗を維持している。試合後、現地記者が石井正忠監督(56)の記者会見に参加した。

 石井正忠氏は鹿島アントラーズ、大宮アルディージャ、タイ1部サムットプラーカーン・シティを率いると、2021年12月からブリーラム・ユナイテッドを指揮。リーグ戦、カップ戦、リーグカップ戦すべてでタイトルを獲得し、国内3冠という偉業を成し遂げていた。

 そんな石井正忠監督率いるブリーラム・ユナイテッドは、2022/23シーズンも好調を維持。BGパトゥム・ユナイテッド戦での勝利により、15勝3分と2位バンコク・ユナイテッドに11ポイント差をつけて首位を走っている。

 またBGパトゥム・ユナイテッド戦では、元横浜F・マリノス所属DFティーラトン・ブンマタン(33)がフル出場。対戦相手の元清水エスパルス所属FWティーラシン・デーンダー(34)や丸橋祐介も先発出場していた。

 同監督は試合後の会見で「この試合の良かった部分は、無失点で勝利したことです。試合内容を細かく振り返ると、いいプレーができたとは言えないですけど、この勝ち点3は大きいですね」とコメント。

 無敗でのリーグ優勝の可能性を問われると「クラブ会長は目標を設定していますし、我々はその目標にたどり着くために全力を尽くさなければなりません。”無敗でのリーグ優勝”と口にするのは簡単ですが…(実際には難しいことです)。この場を借りて選手とコーチングスタッフ全員に感謝したいです。彼らのおかげで目標を達成するかもしれません」と語っている。

 さらに新加入選手であり、左サイドバックでフル出場したMFフィリップ・ロギッチ(29)については「彼はいつもこちらの指示通りに動いてくれています。その努力を称えたいです」と評価している。

 話題は石井正忠監督のインスタグラム投稿に及ぶ。同監督は定期的に自身の考えを描いた朝食オムライスの画像をアップ。この投稿がタイ国内で話題となっている。

 この投稿について指揮官は「試合結果などを書き続けるつもりですよ!オムライスにケチャップで何かを書くのは可愛いですよね!フォロワーが増えます。また、私の友人の中には小さい子供を持つ人が多いですし、こうした画像を見ると子供たちが喜びます。そのためにもやっています」と笑顔を見せながら答えた。

 なお、ブリーラム・ユナイテッドは今月8日のタイFAカップ(国内カップ戦)ウタイターニー戦を控えているほか、12日には現在12位のムアントン・ユナイテッドと対戦する。ブリーラム・ユナイテッドのリーグ戦無敗が続くのか注目が集まる。