Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島元監督・石井正忠がタイ3冠!元横浜FMティーラトンらと偉業達成

石井正忠監督 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ元監督の石井正忠氏はブリーラム・ユナイテッド指揮官として、元横浜F・マリノスのタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(32)や元ヴィッセル神戸のケニア代表FWアユブ・マシカ(29)らとともにタイ国内3冠を達成した。

 ブリーラム・ユナイテッドは2021/22シーズン序盤からバンコク・ユナイテッドやBGパトゥム・ユナイテッドとの上位争いを繰り広げる中、昨年12月にサムットプラカーン・シティFCから石井正忠監督の引き抜きに成功。アユブ・マシカやティーラトンを獲得するなど、タイトル獲得への本気度を見せていた。

 そんなブリーラム・ユナイテッドは、シーズン後半戦も安定した戦いぶりを見せて首位をキープ。終盤にはBGパトゥム・ユナイテッドが5連勝で追い上げてきたものの、4月10日の第29節・ノーンブワ戦で3-0と勝利し、リーグ戦1試合を残して優勝を決めていた。

 また、今月18日のタイFAカップ準決勝・スパンブリー戦ではタイ代表MFスパチョーク・サラチャット(23)の2ゴールもあり、3-2と勝利。22日の決勝戦では延長戦の末に1-0でナコーンラーチャシーマーFCを下し、今季2つ目のタイトルを獲得していた。

 さらに25日のタイ・リーグカップ準決勝・チェンライ・ユナイテッド戦ではティーラトンの決勝ゴールにより1-0で勝利。29日の決勝戦では大量4得点でプラチュワップFCを圧倒。2021/22シーズンの国内タイトル総ナメという快挙を成し遂げたのだ。

 なお、ブリーラム・ユナイテッドの主力選手であるスパチョークは、すでに北海道コンサドーレ札幌への期限付き移籍が決まっている。Jリーグにゆかりのある指揮官や選手たちの活躍により、タイ国内でのJリーグに対する評価がさらに高まるかもしれない。