Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島退団バケンガが母国復帰。ポヤトス現G大阪監督に干されて不満も

ムシャガ・バケンガ 写真:Getty Images

 元ノルウェー代表FWムシャガ・バケンガ(30)は、明治安田生命J2リーグ・徳島ヴォルティスを2022シーズン限りで退団。しばらく無所属状態となっていたが、今月6日にノルウェー1部所属クラブへの加入が正式決定した。

 同選手は2021年8月、ノルウェー1部オッドBKから徳島ヴォルティスへ完全移籍。2022シーズンは5月中旬までリーグ戦全試合に出場していたものの、徐々に序列が低下。8月14日の第31節・大分トリニータ戦を最後に出番がなくなると、1年の契約期間延長オプションを行使することなく昨年11月21日に徳島ヴォルティスが正式決定していた。

 去就に注目が集まっていたバケンガだが、ノルウェー1部スターベクIFが今月6日に同選手の獲得を公式発表。選手本人がクラブ公式サイトを通じて「ここに来ることができてとても嬉しいし、これからサッカーをするのが楽しみだ」とコメントを残しているほか、7日からチームメイトとともにトレーニングキャンプへ参加するという。

 スターベクIFは1995年に1部リーグ初昇格すると、2008年に1部リーグ初優勝。2021年に15位で2部降格を余儀なくされたが、2022年に2部リーグを2位で終えて1年での1部復帰を果たしている。

 なおバケンガは先月末、『ユーロスポーツ』ノルウェー版のインタビューにて徳島ヴォルティス退団の経緯を聞かれると「昨年の秋は、人生の中でも一番調子が良かったし、ここまで気分の良いこともなかった。それでもリザーブチームの試合にしか出させてもらえなかったよ」

 「練習ではすごくいい動きをしていたし、得点もたくさん取っていたのに、監督はリザーブチームでしかプレーさせなかったんだ。僕と監督の間には完全に溝があった。彼は僕以外の人と話をしていた」と、現在ガンバ大阪を率いるダニエル・ポヤトス監督への不満を明かしている。