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「古橋亨梧の年俸に…」ギアクマキスのセルティック退団・MLS移籍理由判明

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)は、浦和レッズ移籍が破談。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッド加入間近となっている。そのギアクマキスがセルティック退団に至った背景を現地記者が解説。日本代表FW古橋亨梧(28)の年俸額が関係していたようだ。

 ギアクマキスはセルティックとの契約期間を2026年6月まで残す中、昨年12月に契約延長交渉が決裂。これをきっかけにセルティック退団が確実と報じられると、浦和レッズを含めた複数クラブの争奪戦の末にアトランタ・ユナイテッド移籍で合意に達している。

 英メディア『スカイスポーツ』のアンソニー・ジョセフ記者は今月、セルティックの専門ポッドキャスト『The Celtic Exchange』に出演。「(契約延長交渉で)ギアクマキスは条件面の改善を求めていたほか、より多くの出場時間を求めていた」

 「アンジェ・ポステコグルー監督がギアクマキスからの要求に納得していなかったという話は知らないが、交渉が決裂したことは知っている。彼はセルティックで最も高給取りの選手になりたかったのさ」と、ギアクマキスとセルティックの交渉決裂の背景を語っている。

 また『The Celtic Exchange』によると、セルティックではMFカラム・マグレガー(29)が週給32000ポンド(約510万円)と最も高額な給料を受け取っているとのこと。ギアクマキスは週給12000ポンド(約190万円)からの大幅アップを求めていたが、セルティックとしては古橋亨梧の給料を上回る状況を避けたかったという。

 ギアクマキスは古橋亨梧とのポジション争いに敗れると、今季ここまでスコットランド1部リーグ21試合中4試合の先発出場にとどまっていた。一方の古橋亨梧はリーグ戦で19ゴールをマーク。依然としてスコットランド1部リーグの得点ランキングで首位に立っている。