Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島元監督・石井正忠、タイ3冠で「選手たちに感謝」ACL出場にも言及

石井正忠監督 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ元監督の石井正忠氏は、タイ1部のブリーラム・ユナイテッド指揮官としてタイ国内3冠を達成。元横浜F・マリノスのタイ代表DFティーラトン・ブンマタン(32)や元ヴィッセル神戸のケニア代表FWアユブ・マシカ(29)など、選手たちに対して感謝を述べた。30日、タイ紙『タイラット』が伝えている。

 ブリーラム・ユナイテッドは2021/22シーズン序盤から上位争いを繰り広げると、リーグ戦中断期間の昨年12月にサムットプラカーン・シティFCから石井正忠監督を引き抜く。そしてティーラトンやマシカなど複数選手を獲得すると、シーズン後半戦でも順調に勝ち点を積み重ねて2018シーズン以来となるリーグ優勝を果たす。

 また、今月22日のタイFAカップ決勝では延長戦の末にナコーンラーチャシーマーFC相手に1-0で勝利。そして29日のタイ・リーグカップ決勝ではプラチュワップFCから4ゴールを奪って圧勝。2015シーズン以来8年ぶり、4度目の国内タイトル総ナメという快挙を成し遂げた。

 石井正忠監督はプラチュワップFC戦後のインタビューで「3冠を成し遂げて嬉しく思っています。ここまで連れてきてくれたすべての選手たちに感謝しないといけないですね。私はシーズンなかばでこのクラブへやって来ましたが、それでも選手たちは成功するために計画通りにトレーニングに取り組んでくれました」と語っている。

 また、今後の目標を聞かれると「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の2023/24シーズンにむけて私はベストを尽くします。昨年はグループステージに進めず、当初の目標を下回ってしまいました。しかし、来年はACLの舞台でプレーできますし、チーム全体がもっと良くなるための機会が続くことを望んでいます」とコメント。Jリーグクラブと対戦する可能性のあるACLでの戦いに意識を向けている。