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遠藤航所属シュツットガルト、原口元気獲得見送り?移籍金1.4億円ネックか

原口元気(写真右) 写真:Getty Images

 ウニオン・ベルリン所属の日本代表MF原口元気(31)はブンデスリーガでの出場機会が限られる中、カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)ら擁するVfBシュツットガルトへ移籍する可能性が報じられている。しかし、現地メディアから原口元気のVfBシュツットガルト移籍が実現しないという意見も上がっている。

 原口元気の去就については、英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版は今月27日に「VfBシュツットガルトは、まもなく原口元気を獲得する可能性がある。すでにクラブ間交渉は行われている」と伝えている。

 またVfBシュツットガルトのファビアン・ウォールゲムートSD(スポーツディレクター)は、28日のRBライプツィヒ戦後に「原口元気のことで問題になるかもしれない。少なくとも、彼は興味深い選手だ。我々にとって可能性があるかどうかは、3日後に分かるだろう」と、同選手への関心を認めていた。

 ドイツ誌『キッカー』は、VfBシュツットガルトの補強ポイントについて「クラブ幹部はラストパスを出す選手がピッチにいないことに気づいている。そのような選手を探すために、複数名をリストアップしている」と説明。

 原口元気とベンフィカ所属MFジル・ディアス(26)を有力候補に挙げつつも、「ブンデスリーガで経験を積んだ原口元気は、今年6月に契約満了を迎える。すぐにでも獲得しなければならないだろう。移籍金は100万ユーロ(約1億4000万円)だ」

 「しかしVfBシュツットガルトは、より安価なレンタル移籍による選手獲得を好むだろう。特に原口元気よりもユーティリティ性に富んでいるという点で、ジル・ディアスへの注目度は高い」と綴っている。

 原口元気本人は先日、ドイツ・ベルリンの地元紙『ベルリーナー・ツァイトゥング』のインタビューにて「もっと長く(ウニオン・ベルリンに)いるイメージはありますが、(今季終了後の去就について)決められないですね」と自身の去就について語っていた。ドイツ国内の移籍ウィンドウ最終日まで残りわずかである中、VfBシュツットガルトの動向に注目が集まる。