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原口元気、遠藤航所属シュツットガルト移籍濃厚か。ウニオン幹部が注目発言

原口元気 写真:Getty Images

 ブンデスリーガで多くの日本人選手がプレーする中、ウニオン・ベルリン所属の日本代表MF原口元気(31)は出場機会を減らしていた。その原口元気は、カタールW杯日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)ら擁するVfBシュツットガルトへ移籍する可能性が報じられているが、今月の移籍ウィンドウ最終日に移籍決定の可能性があるようだ。

 原口元気とウニオン・ベルリンの契約期間が今年6月までである中、英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版は今月27日に「VfBシュツットガルトは、まもなく原口元気を獲得する可能性がある。すでにクラブ間交渉は行われている」と伝えていた。

 するとウニオン・ベルリンのファビアン・ウォールゲムートSD(スポーツディレクター)は、28日のヘルタ・ベルリン戦後のメディアインタビューで「原口元気のことで問題になるかもしれない。少なくとも、彼は興味深い選手だ。我々にとって可能性があるかどうかは、3日後に分かるだろう」とコメント。移籍市場最終日での決着が濃厚であることを示唆した。

 原口元気は2021年6月にハノーファーを契約満了により退団。ウニオン・ベルリンに加入すると、2021/22シーズンはトップ下を主戦場とする中でコンスタントに先発出場。しかし昨年夏に中盤での新戦力獲得が相次ぐと、出場機会が激減。カタールW杯開幕前までのリーグ戦15試合でわずか4試合の先発出場にとどまると、カタールW杯日本代表からも落選していた。

 しかしカタールW杯中断期間中の練習試合でアピールに成功。中盤で負傷離脱者や退団者が相次いだこともあり、今月下旬のブンデスリーガ再開以降は2試合いずれもスタメン出場していたが、ヘルタ・ベルリンとのダービーマッチでは89分からピッチに立っている。