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浦和復帰待望論も…ウニオン原口元気、遠藤航所属シュツットガルトへ移籍か

原口元気 写真:Getty Images

 VfBシュツットガルト所属のカタールW杯日本代表MF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)ら多くの日本人選手がブンデスリーガの舞台で活躍する中、日本代表MF原口元気(31)は所属先のウニオン・ベルリンで出場機会を減らしていた。そんな中、原口元気にVfBシュツットガルトからオファーが届いたと現地で伝えられている。

 英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版は、「VfBシュツットガルトは、まもなく攻撃的MFを獲得する可能性がある」とリポート。移籍金をはじめVfBシュツットガルトのオファー内容には触れていないものの、「すでにクラブ間交渉が行われている」と伝えている。

 VfBシュツットガルトはブンデスリーガ第17節終了時点で3勝7分8敗。2部自動降格圏の17位ヘルタ・ベルリンからわずか2ポイント差の15位と残留争いを強いられている。この厳しいチーム事情も踏まえた上で『スカイスポーツ』は「残留争いのVfBシュツットガルトにとって、この日本代表選手は経験豊富でクリエイティブなオプションとなりうる」と綴っている。

 原口元気は2021年6月にハノーファーを契約満了により退団。ウニオン・ベルリンに加入すると、2021/22シーズンはトップ下を主戦場とする中でブンデスリーガ34試合中23試合に先発出場していた。

 しかし昨年夏に中盤での新戦力獲得が相次ぐと、出場機会が激減。カタールW杯開幕前までのリーグ戦15試合でわずか4試合の先発出場にとどまっていたが、中断期間中の練習試合でアピールに成功。中盤で負傷離脱者や退団者が相次いだこともあり、今月下旬のブンデスリーガ再開以降は2試合いずれもスタメン出場していた。

 また原口元気はウニオン・ベルリンとの契約期間が今年6月までである中、ドイツ・ベルリンの地元紙『ベルリーナー・ツァイトゥング』のインタビューにて「もっと長く(ウニオン・ベルリンに)いるイメージはありますが、(今季終了後の去就について)決められないですね」とコメントを残していた。

 出場機会が少ない中でもアピールを続けている原口元気。以前から浦和レッズ復帰待望論が沸き起こっていたが、もうしばらくブンデスリーガの舞台でプレーするとみられる。