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セルティック日本人多すぎ批判も。井手口陽介がレンタルでJリーグ復帰へ

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティックはアンジェ・ポステコグルー監督の就任以降、カタールW杯日本代表FW前田大然(25)をはじめ多くの日本人選手を獲得。日本代表FW古橋亨梧(28)らが成功を収める一方、元日本代表MF井手口陽介(26)の不振もあり「セルティックに日本人選手が多すぎる」という批判が沸き起こっている。その井手口陽介は以前からセルティック退団の可能性が伝えられているが、今月中のJリーグ復帰が既定路線とみられている。

 井手口陽介は2021年12月にガンバ大阪からセルティックへ完全移籍。しかし加入から3週間後のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。今季開幕直前にも再び負傷すると、今季はここまで公式戦で一度もプレーしていない。

 同選手の去就については、英紙『サン』が昨年12月8日に「複数のJリーグクラブが彼の動向を注視している。ガンバ大阪は井手口陽介にとって3度目となる移籍に前向きであるようだが、名古屋グランパスも興味を示す可能性がある」と報道。セルティックはすでに選手本人に退団勧告を行ったとみられている。

 するとセルティック専門サイト『Celtic Are Here』は24日、関係者の話として「井手口陽介は今月にセルティックを離れる可能性が高い。買い取りオプション付きレンタル移籍により、Jリーグへ復帰する」とリポート。

 同選手のセルティックにおける失敗を紹介するとともに、日本代表MF岩田智輝(25)のセルティック加入を、井手口陽介の退団を決定づける出来事として伝えている。

 なおセルティックの日本人獲得戦略に対しては、英紙『デイリーレコード』が昨年12月に「Jリーグからの選手獲得はリスキー」と警告。現地サポーターの間でも過度な日本人選手獲得に否定的な声が上がっていただけに、井手口陽介には特に厳しい視線が向けられていた。