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熊本から名古屋復帰ターレス帰化へ「日本が大好きで…」日本代表入り期待も

名古屋グランパスのサポーター 写真:Getty Images

 明治安田生命Jリーグのロアッソ熊本から名古屋グランパスへ復帰したブラジル人MFターレス(21)が、日本での生活や自身の将来についてコメント。将来的な日本代表入りやワールドカップ(W杯)出場を期待できるかもしれない。

 同選手は熊本県の秀岳館高校への進学により来日すると、2021年にロアッソ熊本へ加入。プロ1年目からJ2リーグ21試合の出場で4ゴールをあげると、昨年1月に名古屋グランパスへ完全移籍。ただ2022シーズンは名古屋グランパスからのレンタル移籍によりロアッソ熊本にとどまると、今季はリーグ戦12試合でプレー。J1参入プレーオフでは全3試合で途中出場していた。

 そんなターレスは先日、ブラジルメディア『Diario do Aco』のインタビューに対応。ブラジルと日本で文化や環境が大きく異なっている点について「(異なる文化や環境に)適応するのは誰にとっても難しいけど、食事面に関して困っていないよ。日本食が好きだし、(食事面で)こだわりはないんだ」

 「日本文化や僕に対する周りの人たちの接し方を本当に気に入っている。来日当初は言語面で難しさを感じていたけど、今は落ち着いているね」と、日本での生活に対する満足感を覗かせている。

 また同選手は過去にブラジル国内の複数クラブからオファーが届いていたことを明かした上で「より良い形でプレーできる場所がどこなのか考えた上で日本へ行った。大事なのは諦めないこと、一所懸命トレーニングし、大きな夢を抱き続けることだね」とコメント。

 「今年、僕は日本国籍を取得するつもりだよ。日本のことが大好きなのさ。(僕の将来について)神様がより良い方向に導いてくれるまで日本でプレーを続けるよ」

 「神様が僕をヨーロッパや日本以外のアジアの国に導いてくれるならば、そうするね。僕は自分の人生を神様に委ねているんだけど、すぐに日本を離れることは考えていないね」と、日本国籍取得の可能性にも言及した。

 日本国籍を取得したJリーガーでは、元日本代表の田中マルクス闘莉王氏や三都主アレサンドロ氏などがいるほか、昨年11月にはサガン鳥栖所属のGK朴一圭(33)の帰化が話題を呼んでいた。ターレスは21歳と若いだけに、今後日本代表入りやパリ五輪参戦の可能性も考えられる。