明治安田生命J1リーグ・浦和レッズ所属のカタールW杯日本代表DF酒井宏樹(32)は、かつてフランス1部の強豪オリンピック・マルセイユでプレー。2021シーズン終了後につづき、今年1月中のマルセイユ復帰の可能性についてフランスメディアが伝えている。
酒井宏樹は2016/17シーズンから5年間にわたりマルセイユでプレーすると、2021年6月に浦和レッズへ完全移籍。フランス国内では、浦和レッズの支払った移籍金が150万ユーロ(約1億9000万円)だと伝えられていた。
フランス紙『ラ・プロヴァンス』は2022年12月31日に「元オリンピック・マルセイユの酒井宏樹がマルセイユにやって来た」と見出しをうち、同選手がマルセイユで日本料理店を経営する上村一平氏との再会を目的にマルセイユを訪れたことをリポート。
「酒井宏樹が今年1月にマルセイユに復帰すると考えるのはどうなのか?」としつつも「彼は休暇を過ごすために、大好きなマルセイユにいる。オリンピック・マルセイユはこの冬の移籍ウィンドウで守備陣の強化に動く予定はない。驚くような好転がない限り、この日本代表選手が戻ってくることはないだろう」と否定的な見解を示している。
また『ラ・プロヴァンス』は「酒井宏樹は昨年1月、パブロ・ロンゴリア会長がドアを開けたままにしていたため、(マルセイユ復帰への)近道はすぐにできた。両者は電話でやりとりもしたことがあった」と報道。
マルセイユがフランス人DFジョルダン・アマヴィ(28)の後釜として、酒井宏樹の獲得に動いていたことを明かした上で「2021年5月の退団からわずか半年という復帰のタイミングは、決して良いとは言えなかった。クラブ幹部は(アマヴィの後釜に)セアド・コラシナツを選んだ」と記している。
なお酒井宏樹の去就については、昨年6月にフランス1部モンペリエ移籍の可能性が浮上。フランス紙『レキップ』はモンペリエは経験豊富な右サイドバックとして酒井宏樹ら3選手をリストアップしたと報じていたが、モンペリエはポルトガル1部ヴィトーリア・ギマランイスからマリ代表DFファライ・サコ(27)を獲得。酒井宏樹のフランス1部復帰の可能性が消滅していた。
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