グループC順位予想
- 1位:アルゼンチン
- 2位:ポーランド
- 3位:メキシコ
- 4位:サウジアラビア
グループCでは、最後のW杯でFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)の悲願達成なるかのアルゼンチン、北中米の雄メキシコ、W杯初優勝を目指すポーランド、アジア予選で日本を上回ったサウジアラビアが競う。
グループCが「死のグループ」であることは間違いない。どの国がグループリーグを突破したとしても、全くサプライズではない。各国ともに実力揃いの選手たちが集まっている。
36年ぶり3度目のW杯タイトル達成にむけて、アルゼンチンは南米予選を負け無しで通過。自慢の攻撃陣は成熟期を迎え、準備万端である。35歳のメッシにとっては悲願のW杯初タイトル。ラストチャレンジとなる今大会はどのような結末となるか。
エースのFWロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)率いるポーランドは、攻撃陣に注目が集まるが守備陣も豪華選手が揃っている。サンプドリアで日本代表DF吉田麻也とコンビを組んだDFバルトシュ・ベレシンスキや、大型センターのDFヤン・ヘドナレク(アストン・ビラ)、最後尾にはGKボイチェフ・シュチェスニー(ユベントス)が構える。
メキシコの支柱MFアンドレス・グアルダード(レアル・ベティス)はゲーム内外でチームを支える。そんな司令塔も今大会を最後に代表引退を決断した。残るはFWラウル・ヒメネス(ウルバーハンプトン・ワンダラーズ)が全盛期までコンディションを回復できれば、グループリーグ突破がみえてくる。
黄金期の終わりから、チームが再編され輝きを取り戻しつつあるグリーンファルコンズ(サウジアラビア代表の愛称)。注目はディフェンスの要DFアブドゥレラー・アル・アムリ(アル・ナスル)だ。この選手がメッシやレバンドフスキを止めることで、グループリーグ突破が見えてくる。若干25歳でサウジアラビアリーグでプレーしていることもあり世界的な注目は少ないが、間違いなく今後注目を浴びるスター候補である。
グループD順位予想
- 1位:フランス
- 2位:デンマーク
- 3位:オーストラリア
- 4位:チュニジア
グループDでは、W杯連覇を狙う「レ・ブルー」フランス、若手の躍動が止まらないデンマーク、W杯5大会連続出場のオーストラリア、守備陣の仕上がりが良いチュニジアが競う。
今大会も優勝候補筆頭であるレ・ブルー(フランス代表の愛称)は、各ポジションにスター選手が揃う。MFエンゴロ・カンテ(チェルシー)とMFポール・ポグバ(ユベントス)を怪我で欠くも全く不安を感じさせないメンバーである。唯一の敵はジンクスであろう。1998年のフランスW杯以降、2006年のブラジルW杯を除いて「優勝チームは次の大会でグループリーグ敗退する」という不吉なジンクスがある。しかしながら今ヨーロッパ予選を9勝1敗、失点数3で突破した力は間違いない。
デンマークは、GKカスパー・シュマイケル(ニース)を中心とした守備陣に加え、MFクリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)が率いる攻撃陣も威力抜群である。大陸間プレーオフを経て出場を決めたオーストラリアは、過去W杯5大会出場するもグループリーグ突破は1度のみ。まずは1勝を目指す。
中東でプレーする選手を中心にチーム構築を進めているチュニジアは、世界的なスター選手がいるわけではないが、組織された守備陣は有効だ。W杯アフリカ予選での通算失点数は4と、マリに次いで2番目に少ない失点数であった。その守備陣がどこまで奮闘できるかが勝敗を分けるだろう。
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