Jリーグ 松本山雅

松本OB高崎寛之が苦言!藤枝戦黒星・J2昇格争い後退に「FWの補強は…」

高崎寛之 写真:Getty Images

 松本山雅は今月9日、明治安田生命J3リーグ第28節・藤枝MYFC戦で0-1と敗北。J2昇格争いで後退する中、クラブOBの高崎寛之氏(36)が、現役時代の心境を交えながら松本山雅の強化部に対して苦言を呈した。

 松本山雅は昨季、J2最下位に終わりJ3リーグへ降格。1年でのJ2復帰を最大目標にして挑んだ今季は、序盤から順調に勝ち点を積み重ねると、8月21日の第21節・ギラヴァンツ北九州戦から5連勝。いわきFCや鹿児島ユナイテッドなどとJ2昇格争いを繰り広げていた。

 しかし先月25日の第26節・Y.S.C.C.横浜戦で6試合ぶりに敗れると、今月2日の第27節・アスルクラロ沼津戦では引き分け。そしてJ2昇格争いのライバルである藤枝MYFCとの直接対決では、88分に決勝ゴールを許して敗れていた。

 かつて2016シーズン途中から約3年半にわたり松本山雅でプレーしていた高崎寛之氏は、藤枝MYFC戦後に自身のツイッターアカウントを更新。「俺の率直な感想。よくこのメンバーでこの順位にいるよ! 選手も監督スタッフもサポーターも皆んな頑張ってる! 」と古巣の健闘を称えている。

 その一方で「ただチーム内の競争が無さすぎる。俺の時はいくら点取っても必ずFWの補強はあった。俺は毎年悔しかった。誰を取って誰が活躍するかはどうかは別。チームに欲しいのは競争力。闘争力」と投稿。強化部による補強方針の変化を指摘するとともに、チーム内競争に注文をつけると「その通りだ」、「重い言葉」といったコメントが寄せられている。

 なお高崎寛之氏は昨季終了後にヴァンフォーレ甲府を退団すると、今年3月に現役引退を表明。自身のインスタグラムアカウントで「次の僕の目標は松本山雅FCのスポンサーになる事です」と今後の目標を明かすと、今季の松本山雅ホームゲームにキッチンカーを出店するなどピッチ外から古巣を後押ししている。