セリエA ミラン

安倍元首相急逝に元ミラン会長ベルルスコーニ「彼のおかげで…」

シルビオ・ベルルスコーニ 写真:Getty Images

 1986年から2004年、または2006年から2008年にかけてミランの会長を務め、現在モンツァのオーナーとしてセリエA昇格を果たしたシルビオ・ベルルスコーニ氏(85)が8日、自身のツイッターアカウントを更新。安倍晋三元内閣総理大臣・元自由民主党総裁(67)に哀悼の意を表した。

 安倍晋三元首相は8日午前11時10分から、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参議院選挙立候補者の街頭演説会に参加。演説を行っていたところ、午前11時30分ごろに背後から銃で2発撃たれて倒れると、心肺停止の状態に。奈良県橿原市内の奈良県立医科大学病院で集中治療を受けていたものの、午後5時3分に死亡が確認された。

 安倍晋三元首相の急逝は、日本国内のみならず海外でも大々的に報じられるなど、世界に衝撃を与えている。元イタリア首相でもあるベルルスコーニ氏も「困難な時期に自信とビジョンを持って日本を支えてきた安倍晋三の事件に、私はショックを受けた。私にとって、彼は友人であった。彼のおかげで、両国(イタリアと日本)間の関係は大きく改善した。彼の家族の側にいる」とツイート。日本国内のSNSユーザーから「ありがとう」、「ベルルスコーニも…」とコメントが寄せられている。

 なお安倍晋三元首相の襲撃事件に対しては、事件発生直後にラーム・エマニュエル駐日アメリカ合衆国大使やロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も声明を発表。安倍晋三元首相の無事を祈るコメントを残していた。