日本代表FW南野拓実(27)とともにリバプールでプレーしていたベルギー代表FWディボック・オリジ(27)は今月5日、ミランへ完全移籍が正式決定している。そんなオリジがミラン加入時の思いや2022/23シーズンへの意気込みを語った。クラブ公式サイトが同選手のコメントを伝えている。
オリジは2014年7月にLOSCリールからリバプールへ完全移籍。LOSCリールやボルフスブルクへのレンタル移籍があったものの、リバプールに8年間在籍していた。また2018/19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝や決勝でゴールを挙げるなど、大舞台で活躍。ユルゲン・クロップ監督やファンからは「永遠にリバプールのレジェンド」と称されていた。
しかし2021/22シーズンは公式戦わずか5試合の先発出場にとどまり、本人も出場機会確保を熱望。先月9日にリバプールを契約満了により退団すると、ミランと2026年6月30日までの4年契約を結んでいる。
そんなオリジはクラブ公式インタビューに応じた際、ミランの印象を聞かれると「ここに着くと、すぐに家にいるように感じたよ。僕は素晴らしい歴史のあるクラブに来たんだ」
「昨シーズン、(UEFAチャンピオンズリーグで)ミランと対戦した時に街の熱意をすべて目にした。最終日まで続いたタイトルレースのアドレナリンをすべて感じることができたね。何年も待った後に解き放たれたすべての街の情熱と、チームの持っているエネルギーを感じることができたんだよ」と、2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で対戦した時に感じたことや、ミランがセリエA優勝を果たしたことに言及している。
つづけて「僕は、心身ともに最善を尽くす準備をしたよ。たくさんのことを与えられると思う。情熱、幸せ、経験、そしてうまくいけばゴール、アシストも。ピッチに出て勝つための雰囲気をチーム内に作り、プレーしたいと思っているよ。ミランのようなチームはつねにトップに留まりたいからね」と、自身のチームでの役割について語っている。
さらにオリジは「(マルコ・)ファン・バステンのビデオを観たんだ。彼は(アンドリー・)シェフチェンコ、(フィリッポ・)インザーギ、(ジョージ・)ウェアのような素晴らしいFWだ。そして彼らはミランにとって4人の素晴らしい選手なんだ」
「僕は挑戦することが好きだし、興奮しているよ。ミランの歴史の一部になることを誇りに思い、責任を負っているんだ」とコメントを残し、シーズン開幕への高揚感をのぞかせた。
なおミランは、これまでCLで7度優勝。セリエAでは2021/22シーズンに11年ぶり19度目となる優勝を果たした。新加入選手であるオリジの活躍を、多くのファンが待ち望んでいる。
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