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浦和移籍に満足感も…リンセンが本音吐露「プレミアやラ・リーガを…」

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは27日、オランダ人FWブライアン・リンセン(31)の獲得をでオランダ1部フェイエノールトと合意に達したと公式発表している。そのリンセンが移籍先決定時の心境を明かした。28日、オランダメディア『RTV Rijnmond』が伝えている。

 身長170cmで右利きのリンセンは、2019/20シーズン終了後にフィテッセを退団してフェイエノールトに加入。移籍1年目の2020/21シーズンから8ゴール4アシストをあげると、2021/22シーズンにはエールディビジ(オランダ1部)で34試合中26試合に先発出場して13ゴール8アシストをマークしていた。

 また、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の舞台でもプレー。決勝まで勝ち進んだものの、プロキャリア初となるタイトル獲得は実現しなかった。

 そんなリンセンは1カ月以上前からJリーグ移籍が噂される中、今月末になって浦和レッズへの移籍が決定。28日にフェイエノールトのトレーニング施設でチームメイトやコーチングスタッフに対して別れの挨拶を行っている。

 そして『RTV Rijnmond』のインタビューで「ひとりのサッカー選手として、今このような機会を得ているんだ。そうでなければ日本には行っていなかっただろうし、このような冒険を経験できるのが、とてもクールだよ」と満足感をあらわにしている。

 一方で「もちろん、プレミアリーグやラ・リーガのようなトップレベルのリーグ(でのプレー)を望むのは当然のこと。だけど、(トップレベルのリーグでプレーすることが)難しい話だと分かっているならば、(浦和レッズ移籍は)とても良いことなんだよ」と、欧州でのステップアップ移籍に対する思いがあったことを告白。その上で「(日本での冒険を)自分のものにするつもりだよ」と意気込みを語った。

 なおオランダ国内の複数メディアが伝えたところによると、浦和レッズはリンセンの完全獲得によりフェイエノールトに対して移籍金130万ユーロ(約1億8400万円)を支払う模様。同選手とは2年半の契約を結んだとみられる。

 また『RTV Rijnmond』は、リンセンのデビュー戦が7月23日開催の「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022」(パリ・サンジェルマンとの親善試合)になると見解を示している。