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日本代表・吉田麻也「試合数多すぎ」ユベントスDFらと抗議活動へ

吉田麻也 写真:Getty Images

 サンプドリア所属の日本代表DF吉田麻也(33)は、1シーズンの試合数削減を目的とした抗議活動に参加しているようだ。5月31日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NWES24』が伝えている。

 サンプドリアは今季、セリエA(イタリア1部)で38試合、コッパ・イタリア(イタリア国内カップ戦)で3試合を戦った。ただ欧州カップ戦に出場しているクラブを例にとると、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)覇者のローマはセリエA38試合やコッパ・イタリア2試合にくわえてUECLで15試合を消化。コッパ・イタリア決勝まで勝ち進んだインテルやユベントスも計52試合を戦っている。

 この試合数の多さに対しては、毎年のように選手や監督から反対の声が上がっている。その中、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)に対して、試合数削減を求める抗議書が提出されたとのこと。この意見書には吉田麻也の他に、ユベントス所属のイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(35)やインテル所属のチリ代表MFアルトゥールロ・ビダル(35)らも署名したという。

 なお、吉田麻也は差別行為撲滅を目的としたFIFPROの活動に参加。昨年10月のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・サウジアラビア戦で差別行為を受けた経験を語っており、その同選手のインタビュー動画は今年3月にFIFPROの公式ツイッターアカウントで公開されている。

 日本代表のキャプテンとして実績を積み重ねてきた吉田麻也は、サッカー界が抱える様々な問題の解決にむけて積極的な姿勢を見せているようだ。