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鎌田大地、ELバルセロナ戦が試金石に!移籍の可能性占う「獲得に興味を持つ者は…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、以前から今季終了後の移籍が噂されている。その中ドイツメディア『フースバル』が12日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)バルセロナ戦のパフォーマンス次第で他クラブから注目を集める可能性のある選手として鎌田大地を紹介した。

 同選手は昨年8月にプレミアリーグ移籍が噂されていたが、正式なオファーが届かずフランクフルトに残留。今季序盤に不振を極めていたが、昨年10月21日開催のUEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第3節・オリンピアコス戦からほぼ全試合で先発出場するなど、再び攻撃陣の中心選手としての役割を担っている。

 また、フランクフルトは今月7日にホームで行われたEL準々決勝1stレグ・バルセロナ戦で、1-1で迎えた78分に退場者を出したものの相手の猛攻を凌いでドローで終了。14日に敵地カンプ・ノウでの2ndレグに臨む。

 『フースバル』は「5人のアイントラハトのスター選手が、カンプノウのショップウィンドウに並ぶ」という見出しのもと、セルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(29)、フランス人DFエヴァン・ヌディカ(22)ら5選手の現状を紹介。鎌田大地については「バルセロナでもユーロダイチが大活躍するのか?カマダはヨーロッパリーグで25試合出場し10ゴールを決めているが、これはブンデスリーガで90試合出場したのと同じ数字である」と欧州カップ戦での活躍ぶりを伝えている。

 その上で「フランクフルトでは、契約期間が2023年6月までである彼について論争がないわけではない。ゴール前での脅威のなさは常に批判されるポイントだ。それもあって、彼の獲得に興味を持つ者が必ずしも列を作らないが、バルセロナ戦で状況が変わる可能性がある」と、決定力欠如が他クラブからの興味が継続しない原因であると主張している。

 ただ、鎌田大地は今月10日開催のブンデスリーガ第29節・フライブルク戦でベンチスタートとなっており、オリバー・グラスナー監督は筋肉系の負傷の可能性があったことを明かしていた。それだけにバルセロナ戦で同選手に出場機会が訪れるか不透明な状況となっている。