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神戸ロティーナ監督に衝撃の過去が!幼少期のエピソードを西紙紹介

ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は今月8日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の就任を公式発表している。そのロティーナ氏の幼少期をスペイン紙『LA RAZON』が紹介している。

 ロティーナ氏はレアル・ソシエダやビジャレアルなどで指導者としてのキャリアを積み重ねると、2017年に東京ヴェルディの監督に就任。東京ヴェルディで2シーズンつづけてチームをJ1昇格・参入プレーオフへ導いている。そして2019から2シーズンにわたってセレッソ大阪を率いると、2020シーズンはJ1リーグ4位でフィニッシュ。セレッソ大阪に2021シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ出場権をもたらしていた。

 そして2021シーズンからは清水エスパルスで指揮を執っていたが、強固な守備を基軸とした戦術の浸透に時間を要して勝ち点を思うように積み重ねることができず、昨年11月4日に解任。今年2月に地元メディアのインタビューで「体も頭も休める必要があったんだ。ビルバオとログローニョ(での生活)を楽しむよ。友人や家族とね」

 「UAEや日本からもオファーがあったけど、私はこの1年をスペインで過ごす必要があった。(日本サッカーについて)1部も2部も知っているので、必ず日本に戻るよ」と語っていたが、今月に入ってヴィッセル神戸の指揮官に就任。わずか半年でJリーグの舞台に復帰している。

 そんなロティーナ氏のヴィッセル神戸監督就任を、『LA RAZON』も「イニエスタがロティーナを村から連れ出す」という見出しで報道。「ロティーナは数年にわたる日本サッカーの経験から、ベンチの喧騒を忘れるために自分の町、メニャカに戻ってきた。しかし、ヴィッセル神戸の降格の危機から救おうと契約した」と報じている。

 また、同氏の幼少期について「人口わずか500人のビスカヤの町で、彼はいつかアスレティック(・ビルバオ)でプレーすることを夢見ながら成長した。スペイン語を話せるようになったのは、学校に通うようになった9歳の時だった」

 「彼は酪農を営む大家族の中でバスク語を話しながら育った。父親は牛の乳搾りで生計を立てていた」と紹介。生まれた当初はバスク語しか話せなかったことを伝えている。

 なお、ヴィッセル神戸は10日開催のJ1リーグ第8節・セレッソ大阪戦で0-1と敗戦。ロティーナ監督の初陣を勝利で飾れず、リーグ戦10試合連続未勝利でAFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージに臨む。