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ペッキア福岡前監督、イタリア2部で“最多勝”記録樹立!セリエA昇格も射程圏内に

ファビオ・ペッキア 写真提供: Gettyimages

 アビスパ福岡前監督のファビオ・ペッキア氏は、現在セリエB(イタリア2部)のクレモネーゼを率いているが、セリエBでとある記録を打ち立てた。28日、イタリアメディア『CUORE GRIGIO ROSSO』が伝えている。

 現在48歳のペッキア氏はアビスパ福岡の監督を退任した後、2019年7月からユベントスU23を指揮。2019/20シーズンにコッパ・イタリア・セリエC(イタリア国内カップ戦)で優勝を成し遂げたものの、クラブ幹部がアンドレア・ピルロ氏の招へいに踏み切ったため、1シーズン限りでユベントスを離れていた。

 その後、同氏はしばらく無所属状態となっていたものの、今年1月7日にクレモネーゼの指揮官に就任。クレモネーゼは昨シーズン前半戦でわずか3勝と苦戦を強いられていたが、ペッキア監督就任以降は9勝6分6敗と立て直し、セリエBに残留。すると、今季はここまでリーグ戦18試合を終えて9勝5分4敗で勝ち点32を獲得。首位のピサから4ポイント差の3位と好調を維持している。

 その中、『CUORE GRIGIO ROSSO』は、2021年に開催されたセリエBの公式戦で最も多くの勝ち星を重ねた監督がペッキア氏であると紹介。39試合を戦って18勝11分10敗と結果を残していることから、来季セリエAの舞台で指揮を執る可能性もあるペッキア氏に期待の声が寄せられているようだ。

 なお、ペッキア氏は2018年12月にアビスパ福岡の監督に就任。当時、高卒1年目だったDF三國ケネディエブス(21)をJ2リーグ開幕節・FC琉球戦でスタメンに抜てきするなど、若手選手にチャンスを与えていたものの、チームは下位に低迷。2019年6月に家庭の事情を理由にシーズン途中でアビスパ福岡の指揮官を退任していた。