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長谷部誠「分からない」今季限りでの現役引退に含み…「家族と一緒に…」

長谷部誠 写真提供:Gettyimages

 ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(37)は、今季限りで現役を退く可能性があるようだ。20日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 長谷部誠は2014年夏からフランクフルトに在籍しており、昨季までキャプテンとしてチームをけん引。今季はオリバー・グラスナー新監督のもとで9月下旬まで出場機会に恵まれなかったが、9月30日開催のELグループステージ第2節・ロイヤル・アントワープ戦で先発出場すると、本来のパフォーマンスを発揮。チームに今季公式戦初勝利をもたらすと、指揮官からの評価を高めている。

 一方、同選手はインターナショナルマッチウィーク期間中の今月9日にドイツサッカー連盟(DFB)主催の監督ライセンス取得にむけての講習会に出席。かつてレアル・マドリードやユベントスでプレーし、昨季限りで現役を退いたサミ・ケディラ氏やボルシア・ドルトムントでプレーしていたヌリ・シャヒン氏らとともに講義を受けるなど、現役引退後のセカンドキャリアにむけて着々と準備を進めている。

 その中、同選手は『ビルト』の取材で現役引退の時期について聞かれると「ここ3年間はずっと『今シーズンが最後です』と言ってきました。そして(シーズン終了前の)4月に契約を延長していました。なので、(今季が)最後のシーズンになるとは言いません。アイントラハトが私の現役続行を望んでいるのかどうか、そして私がプレーを続けるかどうかは分かりませんからね。(僕の去就に関する)決断は4月になりますよ」と答えている。

 つづけて現役引退後のプランについては「監督になるのか、幹部になるのかまだ決まっていません。ただ、僕自身3歳の頃からサッカーをしていましたし、サッカーから離れて仕事をする自分の姿は思い描けません。でも、現役引退後に絶対にやろうと思っていることがあります。家族と一緒に2〜3ヶ月間、ヨーロッパを旅するつもりです」とコメント。サッカーに関わり続けることを前提として考えているものの、家族との時間を過ごしたいという思いも明かした。