Jリーグ

推定年俸ジャスト1億円Jリーガー14選!

西川周作 写真提供:Gettyimages

西川周作(浦和レッズ)

浦和レッズ所属の日本代表ベテランGK西川周作は、これまでに大分トリニータ(2005-2009)サンフレッチェ広島(2010-2013)浦和レッズ(2014-)の3つのJクラブのゴールを守ってきた。リーグ戦、カップ戦などを含め合計600試合以上に出場している。

2005年大分のユースからトップチームに昇格した西川は、高卒1年目にして第13節の横浜F・マリノス戦で初先発を果たすと、それ以降は第22節のジュビロ磐田戦を除いて2005シーズン全試合に出場。翌2006シーズンから「1番」を背負い、2009年大分J2降格のタイミングで広島に移籍する。広島では2010、2012シーズンのリーグ戦全試合に出場。リーグ(2012、2013)とスーパーカップ(2013)優勝に貢献した他、2012年には初めてJリーグベストイレブンに選出された。

2011年まで広島で監督を務めていたミハイロ・ペトロビッチ監督(現北海道コンサドーレ札幌)に求められ、2014年には浦和へ完全移籍。年俸1億円と言われる現時点まで正GKの座を確保し、浦和ではJリーグカップ(2016)AFCチャンピオンズリーグ(2017)天皇杯(2018)での優勝を手にしている。


杉本健勇 写真提供:Gettyimages

杉本健勇(横浜F・マリノス)

浦和で2021シーズンを開始し、7月に横浜FMにレンタル移籍となった元日本代表FW杉本健勇。強靭なフィジカルを武器にしながら足元の技術のスキルも高く評価されている。

2010年にプロとなってからは、C大阪(2010-2014、2016-2018)東京ヴェルディ(レンタル移籍・2012)川崎フロンターレ(2015)浦和(2019-)横浜FM(レンタル移籍・2021-)と、5クラブでのプレーを経験している。

多くのクラブに所属したわりにはタイトル獲得経験が少なく(C大阪で手にしたJリーグカップ、天皇杯、スーパーカップのみ)年俸1億円は高いという声も上がるところだが、日本では珍しい大型ストライカーとして所属するクラブに多くの攻撃パターンを与えており、この金額は妥当と言えよう。


鹿島アントラーズサポーター 写真提供:Gettyimages

ジエゴ・ピトゥカ(鹿島アントラーズ)

外国人選手がJリーグでいきなり1億円の年俸を保証される契約を結ぶのは、よほどの実績がなければ難しい。2021年1月に鹿島アントラーズへの加入が発表となったブラジル人FWジエゴ・ピトゥカは保証された選手の1人だ。

2017年からカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)サントスに在籍していたピトゥカは、2020シーズン中盤の主力選手としてリーグ戦26試合に先発出場。コパ・リベルタドーレス(南米大陸選手権大会)でも11試合でフル出場を果たし、クラブを準優勝に導く活躍を見せる。その活躍を高く評価したのが、元ブラジル代表のレジェンドMFで鹿島のテクニカル・ディレクターを務めるジーコ氏だった。

2020年10月あたりから多くのポジションをカバーできる選手を探していたジーコ氏は、サイドバック、センターバック、ボランチ、攻撃的MFとしてのプレー経験を持ち、トップとしても出場したことがあるピトゥカに目をつけ来日を熱望したという。コロナ禍の入国制限により鹿島のトレーニングに合流したのは4月中旬となり、5月1日からはほとんどのリーグ戦に出場している。


家長昭博 写真提供:Gettyimages

家長昭博(川崎フロンターレ)

川崎フロンターレMF家長昭博も推定年俸1億円である。ガンバ大阪の下部組織で育ちユースの柱となった家長。トップチームでは遠藤保仁や二川孝広らエース的存在によってレギュラーを掴めず、大分(2008-2009)とC大阪(2010)にレンタル移籍。C大阪ではシーズン開始早々から起用され、第7節の湘南ベルマーレ戦でレギュラーを掴むと、その後は中心選手として活躍し始めた。

その活躍は海外からも注目され、2010年12月にスペイン1部マヨルカに完全移籍。2010/11シーズン後半にはスペインサッカーにも慣れ着実に成長したが、家長に期待していたミカエル・ラウドルップ監督がフロントと衝突し解任。後任のホアキン・カパロス新監督からは必要とされず、2011/12シーズン前半での出場はわずかの4試合となった。

出場機会を求めた家長はKリーグ蔚山現代とG大阪にレンタルで移籍。2014年から大宮アルディージャに完全移籍し、正式にJリーグに戻った形だ。2017年から所属する川崎では、J1リーグ4回(2017、2018 、2020、2021)のタイトルを獲得し、2018年のJリーグ最優秀選手賞も受賞した。


レアンドロ・ダミアン 写真提供:Gettyimages

レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)

家長と共に川崎の多くの優勝に貢献している元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンも年俸1億円と言われている。川崎では2019シーズンから合計50得点以上を挙げてきた。

2012年ロンドンオリンピックでブラジル代表メンバーとして選抜されたダミアンは、6得点を挙げ得点王に。複数のブラジルクラブで活躍し、サントス(2014-2018)に移籍するとレンタルで貸し出される期間が続いた。スペイン1部レアル・ベティス(2016)もレンタル移籍先の1つだったが、欧州ではアピールできず3試合に出場したのみで終わっている。

2019年2月にスーパーカップで川崎の選手としてデビューし浦和と対戦。後半7分に初ゴールを決めチームを勝利に導いた。2021年も含めると、同タイトルを2度獲得。その他にはリーグ(2020、2021)Jリーグカップ(2019)天皇杯(2020)優勝も経験。2021シーズンは副キャプテンも務めている。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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