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「古橋亨梧の脅威が…」セルティックの問題点を現地紙指摘!ライバルが初先発でゴール

古橋亨梧 写真提供: Gettyimages

 セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は23日、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第10節・セント・ジョンストン戦で先発出場し、チームの勝利に貢献した。ただ、現地ではアンジェ・ポステコグルー監督はこの一戦での勝利により、新たな問題を抱えることになるという声が上がっているようだ。24日、英紙『デイリー・レコード』が伝えている。

 古橋亨梧はこれまで主に3トップの中央で先発出場していたが、この一戦では右ウイングのポジションを任せられる。その中、セルティックは34分、古橋亨梧にかわって3トップの真ん中でプレーしていたギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(26)がゴールを決めて先制する。そして1-0で迎えた80分には、カウンターから古橋亨梧がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをクロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチ(26)が冷静に決めると、セルティックは2-0で勝利した。

 『デイリー・レコード』のジャーナリストは「セルティックがセント・ジョンストンに勝ったのは見事だ」と勝利を称えた上で「しかし、キョウゴとギアクマキスが同じチームでプレーできないことは明らかです。確かにギリシャ人の大型ストライカーに(相手ディフェンダーは)手を焼いていたが、キョウゴをワイドに起用すると彼の脅威はなくなり、彼は試合の周辺に追いやられる」と懸念材料を述べている。

 ギアクマキスは昨季オランダ2部のVVVフェンロでリーグ戦30試合に出場し26ゴールをマーク。今夏のセルティック加入以降はしばらくベンチ外となっていたが、先月30日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・バイヤー・レバークーゼン戦でデビュー。その後は公式戦2試合で途中出場を果たすと、セント・ジョンストン戦で初めて先発メンバーに名を連ねて結果を残している。

 なお、ポステコグルー監督は8月末開催のレンジャーズとのダービーマッチに敗れた後、左サイドで起用した古橋亨梧について「キョウゴを中央の位置で起用すべきだった」というコメントを残していた。オランダで実績を積んできたギアクマキスの台頭により、古橋亨梧は今後3トップの中央でポジション争いを強いられるかもしれない。