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C大阪ダンバンラムがタイ強豪ムアントンからの訴訟で勝訴!契約解除時にトラブルも…

セレッソ大阪 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)は、タイ1部の強豪ムアントン・ユナイテッドとの契約解除を巡る問題で、ムアントン・ユナイテッドに勝訴した。18日、ベトナムメディア『Vietnam net』が伝えている。

 ダン・バン・ラムは、2019年2月にベトナムのハイフォンFCからムアントン・ユナイテッドへ加入。移籍1年目から正守護神に定着すると、2020シーズンはリーグ戦12試合に出場。しかし、昨年12月から移籍の噂が飛び交うと、年明け以降は全体トレーニングを欠席していた。

 また、ダン・バン・ラムは当時ムアントン・ユナイテッドとの契約期間を2021年12月まで残していた。しかし、同選手の代理人は給与を不当に引き下げたとして、国際サッカー連盟(FIFA)の規定に基づきムアントン・ユナイテッドとの契約解除を行ったと今年1月に自身のインスタグラムアカウントを通じて発表。結局、同選手のセレッソ大阪移籍は1月末に公式発表されたものの、ムアントン・ユナイテッドは選手サイドが意図的な契約違反を行ったとして、FIFAに提訴していた。

 『Vietnam net』の報道によると、FIFAはこの一件についてダン・バン・ラムや代理人、それにセレッソ大阪に無罪を判決を言い渡したとのこと。また、ムアントン・ユナイテッドは判決に不服である場合には、7日以内に上訴することが可能だという。

 なお、ダン・バン・ラムはセレッソ大阪加入後、韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の間に割って入ることはできず、ここまで公式戦2試合の出場にとどまっている。また、同選手は先月のトレーニング中に左肩関節脱臼という怪我を負ったことにより、一足早く今シーズンを終えている。