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柏が獲得狙ったブラジル人MFに退団の噂が!すでに契約延長オファー拒否

柏レイソルのホーム 三協フロンテア柏スタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルが今季開幕前に獲得を狙ったブラジル人MFニコン(29)は、今年12月にもカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・パラナエンセを退団する可能性があるようだ。16日、ブラジルメディア『Jornal A Tribuna』が報じている。

 ニコンはロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のCSKAモスクワやエールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンの下部組織に在籍した過去を持っている。同選手は2010年にアトレチコ・ミネイロの下部組織からトップチームへ昇格した後、ブラジル国内クラブへのレンタル移籍を繰り返し、2015年1月にアトレチコ・パラナエンセへ加入している。

 そんなニコンはトップ下をはじめ前線の複数ポジションをこなすユーティリティ性を兼ね備える中、昨季はリーグ戦25試合で先発出場。今季もここまでリーグ戦13試合で先発メンバーに名を連ねているほか、コパ・スダメリカーナ(UEFAヨーロッパリーグの南米版)ではグループステージ1試合を除き全試合でフル出場。チームの決勝進出に大きく貢献している。

 ニコンの去就を巡っては、今季のJリーグ開幕前にコリンチャンスやサンパウロ、それに柏レイソルが水面下で争奪戦を繰り広げていたが、今年3月に入って柏レイソルが争奪戦から撤退。また、選手サイドはアトレチコ・パラナエンセとの契約が今年12月までとなる中、クラブから複数年による新契約のオファーを提示されていたが、これを拒否していた。

 その中、『Jornal A Tribuna』の報道によると、ニコンはアトレチコ・パラナエンセとの契約延長に応じることなく、今季限りで退団する模様。また、同選手にはサントスがここに来て関心を寄せているという。

 なお、今冬の移籍ウィンドウでは、150万ドル(約1億5700万円)以上のオファーが届いたのみ移籍することで選手サイドとクラブ首脳陣が合意に至っていると伝えられていた。国内移籍の可能性がある中、再びJリーグクラブがニコンの獲得に乗り出すことはあるのだろうか。