Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島社長がJリーグホームタウン制の報道に反応!「変更することはない」と言及も…

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長は17日、Jリーグのホームタウン制度に関する一部報道に対して言及した。

 Jリーグは1993年の創設時から地域密着を理念に掲げており、Jリーグクラブはサッカー教室の展開や営業活動は原則としてホームタウン内で行われてきた。しかし、一部メディアの報道によると、来季以降にホームタウン以外の活動も容認する方向に舵を切る方向で議論が進んでいるという。

 この報道に対して、株式会社メルカリの取締役会長も務める小泉文明氏は「Jリーグもクラブも今までのホームタウンを中心とする考え方を変更することはなく、100年構想にあるようにこれからもホームタウンとともに歩んでいく方針です」とあくまでもホームタウンの理念を撤廃する考えはないことを主張している。

 その上で「今のレギュレーションではホータウン外でのマーケティング活動が制限されており、例えばスポンサー企業が域外にある場合(J1では大型のスポンサー企業は東京など都市圏)一緒にイベントをすることも出来ないですし、パブリックビューイングなど、かなりの活動が制限されます」

 「インターネットを用いたマーケティングも増えてきて、30年前からのレギュレーションが時代に則さなくなってきてるので、ホームタウンを大事にしながらもホームタウン外にあるファンにも魅力を届けファンを増やしていこうという考えです」

 「また大都市圏では海外クラブが自由にスクールはじめ様々な活動をしてる中で、Jリーグチームは制限されてることもファン獲得の機会を逸してる現状もあります。Jリーグの健全な発展のために基本方針は変えずに時代に即したアップデートをしたという考え方なので、記事にあるような大転換で無いことをご理解頂けるとありがたいです」と創設時と現在のマーケティング手法の違いを説明した上で、ファンに理解を求めた。