Jリーグ 清水エスパルス

清水と横浜FCが獲得狙ったパラグアイ代表MFに不安材料が!今冬退団の噂も…

ロベルト・ピリス・ダ・モッタ 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスや横浜FCへの移籍が噂されたパラグアイ代表MFロベルト・ピリス・ダ・モッタ(27)は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴ退団が噂されている。ただ、ブラジルメディア『グローボ』は17日、CRフラメンゴが同選手の放出にむけて大きな問題を抱えていると報じた。

 モッタは2018年夏にCRフラメンゴへ完全移籍により加入。しかし、移籍1年目からレギュラーに定着することはできず、昨夏にスュペル・リグ(トルコ1部)のゲンチレルビルリイSKへ1年レンタルにより加入。昨季はリーグ戦で36試合に先発出場するなど、本来のパフォーマンスを発揮。ただ、ゲンチレルビルリイSKは350万ユーロ(約4億7000万円)による買い取りオプションを行使しなかったため、今夏にCRフラメンゴに復帰していた。

 同選手の去就を巡っては、今夏に横浜FCが年俸100万ドル(約1億1000万円)による2年半の契約でオファーを提示したものの、選手サイドが却下。そして、清水エスパルスはCRフラメンゴに対して200万ドル(約2億2000万円)を支払い、50%の保有権を取得するという条件でオファーを提示していたが、今年6月に契約満了でCRフラメンゴを退団したブラジル人MFホナウド(24)へターゲットを切り替えて獲得に成功。これにより、モッタはCRフラメンゴに残留している。

 一方、CRフラメンゴは来年12月まで契約を残らすモッタを今冬の移籍ウィンドウで売却する考えを持っている模様。同選手の獲得に1000万レアル(約2億円)を費やしているほか、これまで年俸等で1600万レアル(約3億3000万円)を支払うなど、多額の資金を要していることがクラブにとってネックになっているという。

 しかし、モッタは今年7月末から右足首の腱に痛みを抱えているとのこと。本人が手術を望まない中、およそ3カ月間にわたり保存治療と経過観察を行ってきたが、ここにきてフィジカルトレーニングを始めるなど復帰に向けて前進している。CRフラメンゴとしては、モッタの今冬売却にむけて年内の公式戦でプレーさせる必要があるだけに、同選手のコンディションに気を遣っているようだ。