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「積み上げられないもの」岩政大樹の指摘に称賛の声が!柴崎岳のバックパスが話題も…

現役時代の岩政大樹(写真右) 写真提供: Gettyimages

 日本代表は8日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・サウジアラビア戦で0-1と敗れている。試合後にツイッターで「バックパス」がトレンド入りするなど、MF柴崎岳(29)のミスに焦点が集まる中、鹿島アントラーズや日本代表でプレーしていた岩政大樹のコメントが反響を呼んでいる。

 日本代表は先月開催のオマーン戦で0-1と敗れると、中国戦でも1-0と勝利したものの得点力不足を露呈。そして完全アウェイの雰囲気の中で迎えたサウジアラビア戦では、KRCヘンクで好調を維持するFW伊東純也(28)やPSVアイントホーフェンに所属するMF堂安律(23)を欠いたこともあり、前半から攻撃陣が機能していなかった。

 すると0-0で迎えた71分、柴崎岳による浦和レッズのDF酒井宏樹(32)にむけてのバックパスがFWフィラース・アル=ブライカーン(21)に奪われると、そのままドリブルで運ばれてゴールを献上。日本代表はその後も得点を奪うことができず、0-1と痛恨の黒星を喫している。

 この敗戦により、周囲では森保一監督や田嶋幸三日本サッカー協会会長の解任を望む声が噴出しているほか、失点につながった柴崎岳のミスを指摘するコメントもSNS上に多く上がっている。

 その中、日本代表戦の分析に定評のある岩政大樹氏は試合後に自身のSNSアカウントを更新。柴崎岳によるバックパスからの失点シーンについて「ミスはミスで、常に減らす努力が必要。ただ、『ミスが敗因』ではいつまで経っても問題は解決しない。サッカーはミスばかりのスポーツだから。 減点主義はもうやめにしなきゃ。積み上げられていないものに目を向けるべき」と同選手への批判に対して苦言を呈した。

 この岩政大樹氏の意見に対しては、日本のサッカーファンから「ミスがなかったとしても勝ててはいない」、「他にもやるべきこともあった」、「1点2点と入れていれば結果は違った」など、攻撃陣の決定力不足を問題視するコメントや「核心はついてる」、「よくぞ言ってくれた」と称賛の声が寄せられている。

 また、同氏の「積み上げられていないもの」という言葉に反応する形で「同じミスをする監督に言っているのかな」、「戦術的にも積み重ねている部分が全く感じられない」などと森保一監督や公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の体質を非難する声も上がっている。