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5年契約締結から2週間で解任も!日本と対戦する中国代表監督に進退問題浮上

中国の国旗 写真提供: Gettyimages

 日本代表は今月8日にFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦を控えている。その中、対戦相手である中国代表の李鉄監督に解任の可能性があるようだ。4日、中国国内の大手メディア『新浪』が報じている。

 中国代表はW杯カタール大会のアジア2次予選・グループAを6勝1分1敗で終えて勝ち点19を獲得。グループ2位で最終予選進出を果たしている。また、最終予選ではオーストラリア、サウジアラビア、オマーン、日本、ベトナムと対戦することになっている。

 中国サッカー協会(CFA)は先月23日に李鉄監督と新たに5年契約を締結。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、中国代表はW杯カタール大会最終予選のホームゲーム全試合をカタールの首都ドーハで中立開催することが決定。これをうけて、中国代表はここまで1カ月近くにわたりドーハで合宿を行っているほか、11月中旬まで引き続きドーハを拠点に活動を続けることになっている。

 しかし、中国代表は今月2日に行われた開幕節・オーストラリア戦で0-3と完敗。決定機をほとんど作れなかったほか、相手にスペースを使われる場面が目立つなど守備面での課題も残している。この結果に対して、『新浪』はオーストラリア戦にむけて準備してきたことが不透明であるとして李鉄監督を非難。日本代表との試合の結果次第では、解任の可能性もあると主張している。

 なお、日本代表は2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で0-1とまさかの黒星を喫している。複数選手のコンディション面が思わしくない日本代表と同様、オーストラリア戦で地力の差を見せつけた中国代表も問題を抱えていることは確かだ。