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鈴木優磨ら擁するSTVV、監督辞任の噂を否定!補強方針巡り対立断と報道も…

ベルント・ホラーバッハ 写真提供: Gettyimages

 東京五輪のU24日本代表FW林大地(24)やDF橋岡大樹(22)、FW鈴木優磨(25)らを擁するシント=トロイデンVV(STVV)は、ベルント・ホラーバッハ監督退団の可能性がささやかれていたが、監督本人とクラブ幹部がこの噂を否定した。2日、ベルギーメディア『VOETVBAL』が報じている。

 STVVは今夏の移籍ウィンドウで明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖から林大地を完全移籍により獲得。くわえて今月24日にはラ・リーガ(スペイン1部)のデポルティーボ・アラベスからFW原大智(22)を1年間のレンタル移籍により獲得している。

 一方、DFマキシミリアーノ・カウフリーズ(24)がロシア1部のスパルタク・モスクワへ完全移籍。くわえて、元コンゴ民主共和国代表FWイロンベ・ムボヨ(34)もKAAゲントへの完全移籍が移籍市場最終日に決定している。

 また、STVVは今季開幕からリーグ戦6試合を消化して勝ち点7の獲得にとどまっている。開幕でのスタートダッシュに失敗したことをうけて、ホラーバッハ監督はベルギー国内の移籍市場閉鎖間近にクラブ首脳陣に対してさらなる補強を行うように要求。しかし、新戦力獲得に至らなかったことから、ホラーバッハのSTVV監督辞任という噂が駆け巡っていた。

 しかし、指揮官は「私はこのクラブの監督だ。昨日もそうだったし、今日もそうだ。今週の水曜日に私が監督を辞任するという正しくない報道がされている。だが、STVVを応援する素晴らしいファンのためにも、私はチームを本来の順位に引き上げるべくここでハードワークを続ける」とSTVV退団の報道を否定。

 さらにアンドレ・ピントSD(スポーツディレクター)も「ベルント(・ホラーバッハ)とクラブ幹部は我々の抱えている選手たちに満足していると同時に、さらに強化するためにも補強の可能性を探っている。我々はつねに監督の要望に敬意を払っており、ともに問題の解決に努めている」と指揮官との間に問題を抱えていないことを強調している。