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リヨンがチェルシーDF巡りナポリと争奪戦へ!すでにクラブ間交渉開始

エメルソン・パルミエリ 写真提供: Gettyimages

 チェルシーに所属するイタリア代表DFエメルソン・パルミエリは、以前から今夏退団が噂されている。同選手はセリエA復帰の可能性が伝えられているが、ここにきてオリンピック・リヨンが関心を強めているようだ。16日、フランス紙『レキップ』が報じている。

 現在26歳のエメルソン・パルミエリは、2018年1月にローマからチェルシーへ完全移籍により加入。2018/19シーズンにはマウリツィオ・サッリ監督のもとでUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献。しかし、昨季はクラブがUEFAチャンピオンズリーグ制覇を果たした中、公式戦わずか7試合の先発出場に終わっていた。また、今月11日に行われたUEFAスーパーカップではベンチ入りしたものの出番はなく、13日に開催のプレミアリーグ2021/22シーズン開幕節・クリスタル・パレス戦では86分から途中出場していた。

 エメルソン・パルミエリはチェルシーとの契約を来年6月まで残しているほか、契約内容に1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれている。しかし、チェルシーでは出場機会に恵まれず厳しい立場に置かれているため、本人は今夏移籍を容認するようクラブに求めていた。

 また、ナポリは買い取りオプション付きの1年レンタルによる同選手の獲得を狙っているが、チェルシーは移籍金として2000万ユーロ(約27億円)を要求していることもあり、現時点でクラブ間合意には至っていない。

 一方、オリンピック・リヨンはパリ・サンジェルマンに所属するフランス代表DFレイバン・クルザワの獲得に失敗したことを受けて、エメルソン・パルミエリにターゲット変更を行った模様。すでにチェルシーにコンタクトをとっており、クラブ間交渉を始めたものとみられる。

 なお、昨季にチェルシーからジェノアへレンタル移籍していたDFダビデ・ザッパコスタにも、アタランタをはじめセリエAの複数クラブが関心を寄せている。