Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜FM、レオ・セアラに退団の噂も…ブラジル2部会長が全面否定

横浜F・マリノスのゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに在籍するブラジル人FWレオ・セアラには母国復帰の噂が駆け巡っていたものの、実現する可能性はないようだ。14日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 レオ・セアラはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のECヴィトーリアに所属していた昨季、リーグ戦33試合に出場し16ゴールをマーク。今年1月末の契約満了後にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECバイーアと2022年12月までの2年契約を締結することで合意に至っていたが、一転して横浜F・マリノスへの移籍が決まっている。

 同選手は4月中旬に行われたJ1リーグ第11節・横浜FC戦で後半途中から出場し、横浜F・マリノスでのデビューを飾っている。しかし、東京五輪のU24日本代表FW前田大然や日本代表FWオナイウ阿道、ブラジル人FWエウベルとのポジション争いで後れをとっており、ここまでリーグ戦でわずか1試合の先発出場にとどまっている。

 その中、ブラジル国内では、レオ・セアラがセリエBのセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ(CSA)へ移籍する可能性が取りざたされていた模様。しかし、CSAの会長は「レオ・セアラの名前が(補強リストに)含まれることはない。彼は現在日本でプレーしているし、ブラジル国外での移籍ウィンドウはまだ開いていない」と獲得に動く可能性を全面的に否定した。

 前線で強力なスカッドを擁する横浜F・マリノスにおいて、現在は思うように出場機会を得られていないレオ・セアラ。東京五輪開催による中断期間を挟んでチーム内での序列に変化をもたらすことはできるのだろうか。