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レアル、フランス代表DFの慰留へ注力か。セルヒオ・ラモス退団で…

ラファエル・バラン 写真提供:GettyImages

 レアル・マドリードは16日にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの今夏退団を公式発表しているが、フランス代表DFラファエル・バランの去就に影響を与えるものになるようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。

 現在28歳のバランは、2011年夏にRCランスからレアル・マドリードへ完全移籍により加入。スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季も守備陣の主力として公式戦41試合に先発出場したが、チームは無冠に終わっていた。

 バランの去就を巡っては、レアル・マドリードとの現行契約が来年6月までとなる中、クラブ首脳陣が慰留に努めるものの今季終了後までに新契約締結の合意に至らない場合は今夏のマーケット期間で放出に踏み切る可能性が報じられていた。また、先日には同選手の代理人がパリ・サンジェルマン(PSG)首脳陣との交渉を開始したとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。

 その中、レアル・マドリードはセルヒオ・ラモスとの契約延長交渉が破談。同選手が契約満了により今季限りでクラブを離れることが正式に決まっている。これにより、クラブ首脳陣はセルヒオ・ラモスとともに守備陣を支えてきたバランの慰留に全力を尽くすという見方が広まっているようだ。

 なお、バランにはチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せている。多くのビッグクラブが獲得を狙う中、果たしてレアル・マドリードは同選手を納得させるようなオファーを提示できるのだろうか。