セリエA フィオレンティーナ

ガットゥーゾ、フィオレンティーナ監督を電撃辞任か!補強面で首脳陣と対立

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 写真提供: Gettyimages

 今季までナポリを率いていたジェンナーロ・ガットゥーゾ氏は、先月25日にフィオレンティーナの監督に就任していたが、わずか1カ月足らずで退団することになるようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ガットゥーゾ氏は2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてナポリの指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアで優勝。しかし、今年1月下旬からおよそ1カ月間にわたってリーグ戦での黒星やコッパ・イタリア敗退などにより進退問題が浮上。ガットゥーゾ監督はクラブ首脳陣が後任人事の選定を行っていることに対して不快感を示していた。その後もクラブ首脳陣との関係に修復は見られず、最終節・エラス・ベローナ戦後にナポリ指揮官を退任している。

 一方、フィオレンティーナは今季序盤から黒星が先行すると、昨年11月にジュゼッペ・イアキーニ監督を解任し、チェーザレ・プランデッリ氏を招へい。しかしチーム全体の状況は好転することなく、今年3月下旬にプランデッリ監督の辞任に伴い、イアキーニが再びチームを率いていたが、今季終了後にガットゥーゾ氏を招へいしていた。

 しかし、今夏の補強動向を巡って、ガットゥーゾ監督とフィオレンティーナ首脳陣が対立。両者の関係は修復不可能なものとなっており、来季開幕を待たずして再び監督交代を行うことが濃厚となっているようだ。

 なお、ガットゥーゾ監督の後任には、今季限りでオリンピック・リヨンの指揮官を退任したリュディ・ガルシア氏の名前があがっている。