セリエA ミラン

ミラン、主力MFケシエと契約延長交渉も…年俸面で代理人が不満か

フランク・ケシエ 写真提供: Gettyimages

 ミランはコートジボワール代表MFフランク・ケシエと契約延長にむけた交渉をすでに進めているようだ。26日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。

 現在24歳のケシエは、2017年夏にアタランタからミランへレンタルにより加入。2019年にミランへの完全移籍が決定すると、昨季は公式戦35試合で先発出場。今季もセリエA36試合で先発メンバーに名を連ねたほか、UEFAヨーロッパリーグでも6試合で先発出場するなど、中盤センターで必要不可欠な戦力としてステファノ・ピオリ監督から信頼を得ている。

 ケシエとミランの現行契約は来年6月に満了を迎えるが、クラブ首脳陣は同選手のパフォーマンスを高く評価。くわえて来季終了後にフリーでの放出を避けるため、現在契約延長にむけて交渉を進めており、年俸350万ユーロ(約4億7000万円)+ボーナスによる5年契約でオファーを提示するものとみられる。

 しかし、同選手の代理人は直近2シーズンにおけるパフォーマンスを加味して、さらなる年俸の引き上げを望んでいる模様。現行契約での年俸は220万ユーロ(約2億9000万円)であり、クラブの提示額はボーナスも含めて総額400万ユーロ(約5億3000万円)となっているが、500万ユーロ(約6億7000万円)を要求する構えを見せているようだ。

 なお、ミランは攻撃陣の主力であるトルコ代表MFハカン・チャルハノールとの契約延長交渉も行っていた。しかし、年俸面で合意には至っていないことにくわえて、カタール1部のアル・ドゥハイルSCが年俸800万ユーロ(約10億6000万円)による3年契約でオファーを提示したことにより、今夏に契約満了により退団する可能性が高いと伝えられている。