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レアル、セルヒオ・ラモス後釜でブラジル代表DFをリストアップ。PSGは85億円を要求か

マルキーニョス 写真提供:Gettyimages

 レアル・マドリードはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの去就が依然として不透明となっているが、同選手が退団する場合にはパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFマルキーニョスの獲得に向かうかもしれない。2日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

 セルヒオ・ラモスはこれまでディフェンスリーダーとしてチームを支えると、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ数多くのタイトル獲得に貢献。今季はここまで数度の負傷離脱がある中で18試合に先発出場していたが、今年1月中旬に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパーカップ)準決勝のアスレティック・ビルバオ戦に出場した際に左ひざを負傷。2月6日に手術を行いコンディション回復に努めると先月中旬に復帰していたが、FIFAワールドカップ・カタール大会の欧州予選に出場した後、左ふくらはぎの筋肉に問題を抱えていることが判明したことにより再離脱を余儀なくされていたが、5日に控えるUEFAチャンピオンズリーグ準決勝・チェルシー戦2ndレグで復帰することが濃厚となっている。

 セルヒオ・ラモスとレアル・マドリードの現行契約は今年6月に満了を迎えるが、現時点で両者は新契約締結で合意に達していない。ただ、先週に入って選手サイドが減俸提示を受け入れることを決断したと伝えられている。

 その中、レアル・マドリード首脳陣はセルヒオ・ラモス退団時に備えてマルキーニョスをリストアップしている模様。ただ、同選手はPSGと昨年1月に2024年6月までの新契約を締結しているため、PSGは移籍金として少なくとも6500万ユーロ(約85億円)を要求するものとみられる。

 なお、レアル・マドリードはフランス代表DFラファエル・バランにも今夏退団の可能性がささやかれているが、バイエルン・ミュンヘンを今季終了後に退団することが決まっているオーストリア代表DFダビド・アラバと4年契約でサインを交わすことがほぼ確実になったと伝えられている。