Jリーグ V・ファーレン長崎

V・ファーレン長崎、ブラジル人MF獲得へ再オファー。1年のレンタル料を3倍まで増額

V・ファーレン長崎のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセに在籍するブラジル人MFウェリントンの獲得にむけて増額した上で再度オファーを提示したようだ。10日、ブラジルメディア『DRAGAO GOIANO』が伝えている。

 ウェリントンはプロデビュー後に2度フリーの身となっていたが、2019年12月にセリエC(3部相当)フェロヴィアリオACへ加わると本職の左ウイングで頭角を現し、昨年10月にアトレチコ・ゴイアニエンセへ加入。シーズン途中での移籍ではあったものの、2020シーズンは公式戦13試合で先発出場を果たすなど、1部リーグでさらなる成長を遂げている。

 同選手はアトレチコ・ゴイアニエンセとの契約期間を2022年12月まで残しているが、今月に入ってV・ファーレン長崎が56万レアル(約1000万円)による1年レンタル、買い取り義務付きという条件でオファーを提示。アトレチコ・ゴイアニエンセはこれを拒否したものの、クラブ間交渉は続けていた。その中、V・ファーレン長崎はレンタル料をおよそ3倍となる150万レアル(約2900万円)まで増額して再度ウェリントン獲得を打診したようだ。

 アトレチコ・ゴイアニエンセとしては提示金額が低かったことを理由に最初のオファーを却下していただけに、今回の増額によってクラブ首脳陣がどのような判断を下すのか注目が集まる。