プレミアリーグ レスター・シティ

「青い黒子」ティーレマンスがレスターに欠かせない!その理由とは?

ユーリ・ティーレマンス 写真提供:Gettyimages

レスター・シティの躍進に欠かせない人物は誰か?

クラブの象徴とも言えるジェイミー・バーディか。司令塔であるジェームズ・マディソンか。はたまたジョニー・エヴァンズか。どの選手も貢献度が高いメンバーだが、私はユーリ・ティーレマンスを取り上げたい。

ティーレマンスはわずか16歳の若さでアンデルレヒトでデビューを果たし、モナコでのプレー経験を経て、2019年から加入したレスター・シティでももちろん自身の実力を証明している。特にブレンダン・ロジャーズ監督がレスター・シティに就任して以降、中盤には欠かせない唯一無二の存在になった印象を受ける。そんなティーレマンスが輝き続ける核心について迫りたい。


ブレンダン・ロジャーズ監督とユーリ・ティーレマンス 写真提供:Gettyimages

ベテラン並みの落ち着き

プレミアリーグでも屈指の実力者として挙げられるティーレマンスだが彼はまだ23歳。「23歳ながらもう28、29歳のように見えるんだよ」とブレンダン・ロジャーズ監督は語る。続けて「素晴らしいフットボールブレインを持ち合わせた23歳の彼に信頼を寄せている。戦術的にも優れ視野が広いので、彼は速くプレーすることができる」と大いに評価した。

23歳の若さは驚異的なプレーに貢献することができる反面、コンディションの波に左右されコンスタントな結果を生み出せない懸念点も存在する。トッテナムのデレ・アリなどはその一例になるだろう。しかし、ティーレマンスに限ってはロジャーズ監督の言う通り、若さに左右されないベテランに匹敵する落ち着き払ったプレーを継続することができている。


ユーリ・ティーレマンス(左)写真提供:Gettyimages

ハードワーカー

ティーレマンスについて特筆すべき点はディフェンス面にあると考える。2月7日のモレニュースタジアムで行われたプレミアリーグ第23節ウォルバーハンプトンvsレスター・シティの一戦では、他のチームメイトよりもフィールドをカバーしウルブス相手に貴重な勝ち点1を得ることに成功した。

「我々がティーレマンスについて語るべきポイントはリーグ戦をこなすためのフィジカル面であり、彼は自身のクオリティをいかんなく発揮している。一般的にはプレミアリーグはゲームスピードが早いためフィジカル面の適用には時間がかかりやすいと言われているが、ティーレマンスは競争力があり、その結果我々はフィジカル面でも勝負できるチームになった」とロジャーズ監督は絶賛した。


ユーリ・ティーレマンス 写真提供:Gettyimages

「なんでも屋」としての才能

ティーレマンスは当初8番としての役割を担い、ジェームズ・マディソンと近い距離でプレーをしていた。しかし、今シーズン序盤にウィルフレッド・エンディディを負傷で欠いていた状況もあり、ロジャーズ監督はティーレマンスとナンパリス・メンディのダブルボランチでピッチをカバーし、チームを軌道に乗せることに成功させた。これはティーレマンスの適応性があったからこそ実現できた戦術だった。ボールリカバリー数ではトッテナムのピエール・エミール・ホイビュルクの179回に次いで175回成功しており、ティーレマンスの守備的才能がレスターを救ったと判断することができる。

ただ、守備的才能に期待してボランチにしたわけではなく、深い位置からボール保持できるという攻撃的な戦術にも貢献していることを忘れてはならない。プレミアリーグでのボールタッチ数は上位5名の中にランクインしており、継続的にファイナルサードへのボール供給を実現している。このように攻守において期待以上の働きができるティーレマンスの存在感は徐々に高まりを見せるに違いない。

若い人材ながらもここまでできるティーレマンスは今後もレスター・シティの重要人物、もっと言えばプレミアリーグにおいて屈指の「厄介者」であり続けることができるだろう。

名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り
好きなチーム:プレミアクラブ全般、京都サンガ

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグを中心に観戦をしております。10年くらい前から海外サッカーに没頭し、当時最先端だったフレッツ光プレミアムを経由しFMVで速報を見てました。バルセロナ時代のトゥーレ・ヤヤ、アーセナル時代のトマーシュ・ロシツキー、ウォルクスブルク時代のエディン・ジェコとグラフィッチのコンビ、トッテナム時代のギャレス・ベイルなんかがとても好きでした。まだまだ素人目線のサッカーバカですが少しでもお楽しみいただければ幸いです。

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