セリエA ウディネーゼ

リバプールやインテルなどが関心寄せるウディネーゼMF「1月には多くの噂があったが…」

ロドリゴ・デ・パウル 写真提供: Gettyimages

 ウディネーゼのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルは当面の間、移籍しない考えを示しているようだ。8日、クラブ公式チャンネル『Udinese TV』が伝えている。

 アルゼンチンのラシン・クラブでプロデビューを果たしたデ・パウルはバレンシアをへて2016年夏にウディネーゼに加入している。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もここまでリーグ戦19試合でフル出場を果たしているほか、昨年11月に行われたセリエA第6節・ミラン戦以降は全試合でキャプテンマークを巻いている。一方、同選手の去就を巡っては、かねてからインテル、ユベントスやミランなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せているほか、リバプールが今夏退団が濃厚であるオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの後釜候補としてリストアップしている。

 ビッグクラブから視線を注がれる中、同選手はクラブ公式チャンネルのインタビューにおいて「このクラブで過ごす最後の日がいつになるのか僕には分からないし、それまではウディネーゼにすべてを捧げるよ。1月には僕の去就について多くの噂があったけど、移籍したくないという意思をクラブ幹部に伝えているよ。娘はここ(ウディネーゼのホームであるフリウリ)で生まれたし、もうすぐ息子も生まれるからね」と語っている。

 家庭を取り巻く状況を踏まえて環境を変えない方針を打ち出したデ・パウルは、来シーズン以降もウディネーゼを代表する選手としてピッチで結果を出し続けることを強く望んでいることだろう。