セリエA ウディネーゼ

ウルブス復帰のイタリア人FWクトローネ、パルマへのレンタル移籍報道から一転…

パトリック・クトローネ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 今冬にフィオレンティーナからウルバーハンプトン・ワンダーラーズに復帰したFWパトリック・クトローネはウディネーゼに加入する可能性があるようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 クトローネは昨年1月にウルバーハンプトンからフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加入したものの、昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていなかった。また、フィオレンティーナ幹部は昨年12月に本人が先発での出場機会を求めていたことを明かしていたが、2021年6月までとなっていた同選手のレンタル期間を切り上げる形でウォルバーハンプトンへの復帰を公式発表している。

 クトローネの去就を巡っては当初、頭蓋骨骨折により戦線離脱中のメキシコ代表FWラウル・ヒメネスの代役としてウルバーハンプトンでプレーする可能性があったが、今季セリエA残留を目指すパルマが獲得に動いていると伝えられていた。しかし、今週に入ってウディネーゼが半年レンタルで獲得間近に迫っているとみられ、パルマとの争奪戦を制するようだ。

 なお、ウディネーゼはシーズン後半戦での巻き返しにむけて攻撃陣の入れ替えを図っており、イタリア代表FWケビン・ラザーニャがエラス・ベローナへ移籍することがほぼ確実となっている。ナポリの元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテの獲得報道も飛び交っているが、果たしてウディネーゼは誰を新戦力として迎え入れるのだろうか。