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元FC東京のジャエル、契約期間残り1年で退団の理由に「新型コロナ感染拡大によって…」

FC東京のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのFC東京に在籍していたFWジャエルはブラジル国内クラブでのプレーを望んでいるようだ。19日、ブラジルメディア『ge』が報じている。

 ジャエルは2019年にグレミオからFC東京へ完全移籍により加入。Jリーグ挑戦1年目ではFWディエゴ・オリヴェイラやFW永井謙佑からレギュラーの座を奪うことはできずJ1リーグ15試合の出場にとどまっていた。昨季は松本山雅へ1年レンタルにより加わるものの、J2リーグ14試合の出場で1ゴールに終わり、期限付き移籍期間満了に伴い松本山雅を退団。そして保有元のFC東京も同選手の退団を公式発表していた。

 ジャエルはFC東京との契約期間を2022年1月1日まで残していたものの、FC東京首脳陣と会談を行い両者が契約解除することで合意に達したことにより退団する運びになったようだ。また、本人はブラジルメディアのインタビューにおいて自身の去就に関して問われると「国外ではこれまで4クラブに在籍することができたけど、今はもうブラジルから離れたくないよ。どこのクラブでもハードワークに徹するつもりだ。それに今までよりも家族と楽しく過ごそうと思っているよ」と語っている。

 また、同選手はFC東京退団の経緯について「日本には2年間いたけど、負傷箇所の治療方法で悩まされたよ。昨年は新型コロナウイルス感染拡大によって理学療法士を日本に連れてくる術がなかった。すべての物事に対して疲れたので、契約を解除しブラジルに戻る決断を下したよ」と語っており、コンディション回復の方法で何らかの問題を抱えていたことを示唆する言葉を残している。