Jリーグ V・ファーレン長崎

V・ファーレン長崎や清水エスパルスが獲得狙うタイU23代表MF、今冬Jリーグ移籍は消滅か…

V・ファーレン長崎

 タイ・リーグ1(タイ1部)のサムットプラーカーン・シティFCに所属するタイU-23代表MFジャルンサック・ウォンコーンは今冬移籍の可能性が消滅したようだ。11日、タイメディア『SIAMSPORT』が報じている。

 ウォンコーンは今季、元鹿島アントラーズ指揮官の石井正忠監督のもと本職の右サイドのみならず左サイドで起用されることもある中、ここまで公式戦15試合に出場し2ゴール8アシストをマークしている。また2020年12月27日に行われたタイ・ポート戦では3アシストをあげており、タイ国内の有望株として注目を集めている。

 サムットプラーカーン・シティとの契約期間を2024年12月まで残している同選手の去就を巡っては、V・ファーレン長崎が石井監督にコンタクトをとるなど獲得にむけて本格的な動きを見せていたほか、清水エスパルスも1年以上前から動向を注視している中、サムットプラーカーン・シティは移籍金として少なくとも3000万バーツ(約1億300万円)を要求する構えを見せていた。

 しかし、ウォンコーン本人はタイメディアのインタビューにおいてJリーグ挑戦の可能性について質問されると「移籍のニュースがあるにせよ、監督、チームメイト、そしてクラブOBに感謝している。全員がハードワークをしているからこそ僕もそのような気持ちになるね。今年、僕はサムットプラーカーンに貢献することにすべてを尽くすつもりだ。(リーグ戦で)3位以内で終えるように頑張るよ」と語っており、サムットプラーカーン残留を強調している。タイ国内外から関心を寄せられるウォンコーンだが、今後のキャリアにおいてJリーグクラブを新天地に選ぶことはあるのだろうか。