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FC東京のジョアン・オマリがフリーで退団へ「ACLの舞台に戻りたい。日本以外でも…」

FC東京のサポーター 写真提供:Getty images

 明治安田生命J1リーグのFC東京で2020シーズンを過ごしたレバノン代表DFジョアン・オマリはフリーでクラブを離れるようだ。9日、ドイツメディア『rbb24』が報じている。

 レバノンとドイツの国籍を有するジョアン・オマリは2018年8月にUAEアラブ首長国連邦のアル・ナスルからサガン鳥栖へ期限付き移籍。サガン鳥栖での期限付き移籍期間満了後はアル・ナスルに復帰したものの、2019年7月にヴィッセル神戸へ完全移籍により加入し、2020年からはFC東京に籍を置いていたものの、J1リーグで12試合の出場に終わっていた。また、FC東京は年明けに20選手以上との契約更新を公式発表しているほか、昨季に鹿島アントラーズからレンタルにより加わっていたMFレアンドロの完全移籍加入が決まっているが、ジョアン・オマリの去就に関してはまだ公式発表を行っていない。

 その中、現在ドイツの首都ベルリンに滞在している本人はドイツメディア『rbb24』のインタビューに対応。2021年1月でFC東京との契約期間が満了を迎える中でFC東京残留の可能性について質問を受けると「まだ分からないね。だけど、これに関してはクラブではなく僕が決断することだよ。日本国内だけでなく、国外でも他のクラブも探しているところだ。ひとつはっきりと言えるのは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台に戻りたいね。昨シーズンはACLに出場したけど、リーグ戦を6位で終えたから今シーズンは出場できない。FC東京にどのような野心があるのか知りたいよ。僕にはつねに上を目指すための野心がある」とコメントを残している。

 Jリーグでおよそ2年にわたりプレーしてきたジョアン・オマリとしては、FC東京でYBCルヴァンカップのタイトルを獲得したとはいえ、主にリーグ戦での出場機会が少なかったことを不本意に思っているかもしれない。Jリーグにとどまるかどうかも含めて来季の所属先がどのクラブになるのか注目が集まる。