リーグ・アン マルセイユ

長友佑都と酒井宏樹所属のマルセイユ、ナポリFW獲得へ再オファー。総額18億円まで増額か

アルカディウシュ・ミリク(写真左) 写真提供: Gettyimages

 日本代表DF長友佑都やDF酒井宏樹を擁するオリンピック・マルセイユは、ナポリで構想外となっているポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの今冬獲得へ前進しているようだ。17日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』やイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ミリクは現行契約が2021年6月に満了を迎えるためナポリが契約期間の延長を打診したものの選手サイドがこれを拒否したため、今季はすべての公式戦でベンチから外れている。同選手は今夏に控えるEURO2020に出場するためにも今年1月での退団を強く望んでいるものとみられる。ミリクの去就を巡っては、今夏にフリーでの獲得を目指すユベントスが同選手の代理人と会談。また、昨年末にスペイン代表FWジエゴ・コスタの退団を発表したアトレティコ・マドリードは獲得オファーを提示したものの、ナポリの要求額である1500万ユーロ(約19億円)に満たないことから却下されたと伝えられていた。

 その中、マルセイユも一度オファーを提示したものの却下されているが、今回は移籍金こそ900万ユーロ(約11億3000万円)から増額しないものの、500万ユーロ(約6億3000万円)にボーナスを設定するほか、マルセイユがミリクを放出する場合に移籍金の20~30%をナポリに渡すという条項を設定した上で再度オファーを提示するものとみられる。

 なお、マルセイユを率いるアンドレ・ビラス・ボアス監督は15日の記者会見においてミリクの獲得に向けてクラブ首脳陣が交渉を行っていることが事実であると認めている。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すためにも前線で新戦力を迎え入れたいようだ。