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インテルMFエリクセン、一転して今冬残留も…古巣アヤックスやトッテナムは獲得諦める

クリスティアン・エリクセン 写真提供: Gettyimages

 インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの今冬残留の可能性があるようだ。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 エリクセンはトッテナム・ホットスパーから昨冬にインテルへ加入したものの、今季はここまで公式戦でわずか5試合の先発出場にとどまっている。また、インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)は2020年12月23日に行われた第14節・エラス・ベローナ戦における試合前のメディアインタビューに応じた際にエリクセンが放出候補であることを認めていた。

 同選手の移籍先候補には、前トッテナム指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ氏を招へいしたパリ・サンジェルマン(PSG)、現在ラ・リーガで2部降格圏内の18位と苦戦を強いられているバレンシアの名前があがっているものの、具体的な動きはない模様。また、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるトッテナムや古巣のアヤックスも獲得に名乗りをあげたものの、エリクセンの年俸が750万ユーロ(約9億5000万円)と高額であることから撤退したものとみられる。

 イギリスメディア『スカイスポーツ』の報じるところによると、今冬のマーケット期間が残り2週間となる中、インテルにエリクセンの獲得オファーがまだ届いておらず、クラブ首脳陣のプランとは裏腹に残留する可能性が出てきているようだ。トップ下を配さないフォーメーションを採用するアントニオ・コンテ監督のもとで少なくとも今季終了後まで飼い殺しとなるかもしれない現状に選手サイドは不安を抱えていることだろう。