プレミアリーグ

2019/20シーズン、期待外れに終わったプレミア新加入選手たち

写真提供: Gettyimages

ニコラ・ぺぺ(アーセナル)

エンドンベレと同じく今シーズンアーセナルの最注目選手として加入したぺぺ。彼も今シーズンは決して順風満帆なものではなかったと言えるだろう。昨シーズンフランス1部LOSCリール・メトロポールで、リーグ戦22ゴール11アシストという大偉業を成し遂げ、鳴り物入りでアーセナルの門を叩いたが、今シーズンは5ゴール6アシストと昨シーズンとは打って変わって本来の力を出せずにいる。

またオープンプレーからの得点に絡むことができず、彼を昨シーズンから知っている人は物足りない印象を受けるのではないだろうか。ミケル・アルテタが指揮官となり、徐々にチーム全体に「連動性」を植え付け始めている中で、ぺぺはどうも右サイドラインで孤立しているようにも伺える。彼がアーセナルで成功するためにはもう一段ステップアップしなければならないだろう。


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ジョエリントン(ニューカッスル)

サロモン・ロンドンがいかに働き者だったかを身を以て知ることになったマグパイス。なぜ彼を手放したのか、この軽率な判断を今になって後悔していることだろう。ロンドンのように大柄な体格を活かしペナルティエリア内で奮闘すること期待しジョエリントンを獲得したが、お世辞にも機能しているとは言えない。またアラン・サン=マクシマンやミゲル・アルミロンの活躍でゴールに迫ることができるものの彼がその決定機を活かせずに終わることも多く、ニューカッスルFW陣の得点力不足を招いている。実際所属FWのゴール数をすべて足しても、チーム得点王であるジョンジョ・シェルヴェイ(6ゴール)に及ばないという大変不名誉な結果を残してしまった。

とはいえまだ彼は23歳と伸び盛りである。決定力さえ備われば誰もが恐れるストライカーになることは間違いない。来シーズンこそはさらなる飛躍を期待したい。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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