プレミアリーグ アーセナル

アーセナル新監督アルテタが、早急に解決すべき3つの問題

写真提供: Gettyimages

アーセナルがミケル・アルテタ新監督の就任を日本時間21日に発表した。同クラブで150試合以上に出場し、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で実務経験を積んだ期待の名将候補が、アーセナルに帰還した。

第17節までを終えて5勝7分5敗の10位と、クラブ史上最低レべルのシーズンを過ごしているアーセナル。チームが解決すべき問題は山積みで、このままでは今シーズンもチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は諦めざるを得ないだろう。

今回は、アーセナル新監督のミケル・アルテタが早急に解決すべき3つの問題をご紹介する。


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不安定なディフェンス

今シーズンのアーセナルはディフェンス面に大きな問題を抱えており、アルテタ監督が解決すべき最も優先度の高い問題と言えるだろう。

プレミアリーグ第17節までを27失点を記録しているアーセナル。クリーンシートを達成したのはわずかに2試合で、1試合あたり16.4本のシュートを許している。まさに崩壊だ。

不安定極まりないディフェンス面の中で、唯一アルテタ監督の慰めとなるのがベルント・レノの存在だ。今シーズンはリーグ最多のセーブ数を記録しており、彼がいなければ、さらに悲惨な結果を招いていただろう。

ディフェンス面で抱える問題の多くが、ディフェンス陣をピッチ内でリードする選手がいないことに起因している。昨シーズンのウナイ・エメリ監督や、アーセン・ベンゲル氏は、限られた人的リソースの中で最適なコンビを見つけることができたが、今シーズンはそれができていない。

アルテタは来夏の移籍市場まで、CB問題の中期的な解決策を見つける必要があるだろう。レンタル中のウィリアム・サリバに頼らざるを得ない状況に陥るかもしれない。それまでは、基本的なポジショニングから個々の守備範囲と責任範囲まで、選手たちに意識を植え付ける必要がある。


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中盤の最適解

アーセナルのディフェンス陣が不安定なのはもちろんのことだが、中盤が支えに慣れていないことも事実だ。特に、中盤の選手の不用意なミスから生まれるピンチは多く、グラニト・ジャカとマテオ・ゲンドゥージはそれが目立つ。

中盤の経験が豊富なアルテタは、この問題も解決しなければいけない。ジャカのような選手がミスをしないようなスタイルを生み出し、動きに洗練さが失われ始めているルーカス・トレイラを再生させる。ゲンドゥージには、周囲の選手をサポートできるポジショニングに重要さを認知させなければいけない。

また、それらの問題を解決しながら、攻撃面で多くの選択肢を持つダニ・セバージョスをどのように活かすのかも考えなければいけない。同選手は守備的な役割に向いているとは言い難いが、アルテタはより競争力のあるチームを構築するために、この問題も解決する必要がある。


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エースの不透明な未来

アーセナルを支えている2人のストライカーが、ピエール=エメリク・オーバメヤンとアレクサンドル・ラカゼットだ。失点の多いアーセナルが10位に踏みとどまれているのは、この2人のストライカーが結果を残しているからに他ならない。

そんな2選手に対してアーセナルが抱えている不安が、不透明な去就問題だ。タイトルの獲得を見込めず、チャンピオンズリーグ(CL)でプレーする時間も得ることができないアーセナルを、退団するのではないかと噂されている。オーバメヤンに至っては、来シーズンのCL出場権を逃した場合は退団すると報じられ話題となった。

アーセナルに対して不満を持っているとされるオーバメヤンとラカゼットだが、両選手の契約は来夏に満了する。しかし、契約延長の話は一向に聞こえてこない。この2選手を手放すことになれば、来シーズンもアーセナルは苦しい戦いを続ける可能性が高いだろう。アルテタ監督には、両選手のアーセナルでのモチベーションを上げるか、代わりとなれる選手を発掘、成長させることが求められる。