セリエAは先週末に最終節を終え、ユベントスのスクデット8連覇で幕を閉じている。また36歳を迎えたサンプドリアのイタリア代表FWファビオ・クアリャレッラが得点王に輝いたことも話題になっている。そこで今回は昨夏にレアル・マドリードから電撃移籍でユベントスに加入したFWクリスティアーノ・ロナウドよりもセリエAで多くのゴールを挙げている選手を紹介する。
1、クリスティアーノ・ロナウド
・所属クラブ:ユベントス
・年齢:34
・国籍:ポルトガル
・今季リーグ戦出場試合数:31
・今季リーグ戦得点数:21
昨夏のワールドカップ・ロシア大会開催期間中にレアル・マドリードからの電撃移籍でユベントスに加入したロナウドには多くのファンが関心を寄せていた。自身のキャリアにおいて初めてとなるセリエA挑戦であったものの、これまでと変わらずゴールを量産しスクデット8連覇に大きく貢献している。ただチャンピオンズリーグ(CL)との兼ね合いでリーグ戦では休養により欠場することもあったため、得点ランキングは4位にとどまった。
2、クシシュトフ・ピョンテク
・所属クラブ:ミラン
・年齢:23
・国籍:ポーランド
・今季リーグ戦出場試合数:37
・今季リーグ戦得点数:22
ピョンテクはセリエA初挑戦ながら、絶対的ストライカーとして周囲に衝撃を与えた選手である。昨夏にKSクラコビアからジェノアに移籍金わずか400万ユーロ(約5億円)で加入したものの、コッパ・イタリア3回戦・レッチェ戦で4ゴールをマークすると、開幕からリーグ戦7試合連続ゴールに偉業を打ち立てる。ジェノアで13ゴールをマークした後、今冬にミランへ加入するとジェノア在籍時と変わらずゴールを量産し、3トップシステムではそのミランでもFWパトリック・クトローネをベンチへと追いやっている。シーズン前半を過ごしたジェノア、そして後半を過ごしたミランでともにチーム内得点王になるなど、充実したシーズンとなった。
3、ドゥバン・サパタ
・所属クラブ:アタランタ
・年齢:28
・国籍:コロンビア
・今季リーグ戦出場試合数:37
・今季リーグ戦得点数:23
アタランタはクラブ史上最高成績となる3位でシーズンを終え、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したことにより周囲に衝撃をもたらしている。その快進撃の要因はFWアレハンドロ・パプ・ゴメス、スロベニア代表FWヨシップ・イリチッチ、そしてコロンビア代表FWドゥバン・サパタによって構成されるリーグ屈指の攻撃陣だ。中でもドゥバン・サパタはサンプドリア在籍時にマルコ・ジャンパオロ監督の戦術志向とマッチしないことからアタランタへ2年レンタルで加入しているが、持ち前の強靭なフィジカルを生かしてゴールを量産。チーム総得点数(77ゴール)のうち約30%を稼ぎ出しており、28歳にしてキャリアの絶頂期を迎えている。
4、ファビオ・クアリャレッラ
・所属クラブ:サンプドリア
・年齢:36
・国籍:イタリア
・今季リーグ戦出場試合数:37
・今季リーグ戦得点数:26
これまでユベントス、トリノをはじめ数多くのクラブを渡り歩いてきたクアリャレッラだったが、一気に自身の才能を開花させるシーズンとなった。不動のストライカーとしてチームをけん引すると、今年1月にはリーグ戦11試合連続得点をマーク。これは1994/95シーズンに当時フィオレンティーナに在籍していたガブリエル・バティストゥータと並ぶセリエA記録となっている。そしてシーズン終盤戦も順調に得点を積み重ねると、36歳にして得点王に輝くという快挙を成し遂げた。
コメントランキング