セリエA アタランタ

今季セリエA3位アタランタ、智将ガスペリーニと契約延長合意か。クラブ史上初CL出場決定

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督 写真提供:GettyImages

 アタランタはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督と新契約締結で合意に至ったようだ。現地時間28日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 ガスペリーニはこれまでインテルやパレルモ、ジェノアなど複数クラブを率いると、2016年夏にアタランタ指揮官に就任。そのアタランタでは就任1年目にしてセリエA4位と快進撃を遂げ周囲を驚かせると、昨季はヨーロッパリーグ(EL)でエバートンやボルシア・ドルトムント相手に互角以上の戦いを演じる。

 そしてFWアレハンドロ・パプ・ゴメス、コロンビア代表FWドゥバン・サパタ、スロベニア代表FWヨシップ・イリチッチによるリーグ屈指の攻撃陣を擁した今季は序盤に出遅れたものの、昨冬以降巻き返しを図りインテルやローマなどを抑えてクラブ過去最高成績となる3位でフィニッシュ。これによりクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場が決定している。

 ファンのみならず首脳陣もこのガスペリーニ監督の功績を大いに評価しており、契約期間を1年間延長し2022年夏までとした上で年俸200万ユーロ(約2億4400万円)で合意に至ったものとみられる。

 ガスペリーニ監督を巡っては、これまでローマをはじめセリエA複数クラブが引き抜きを狙っているという報道が飛び交っていたものの、この契約延長合意によりアタランタにとどまることがほぼ確実になったと考えて良いだろう。