アーセナル ヨーロッパリーグ

EL決勝バクー開催。影響はムヒタリアンだけでなくサポーターにも…

EL決勝の欠場が発表されたヘンリク・ムヒタリアン 写真提供:GettyImages

 ヨーロッパリーグ(EL)決勝をアゼルバイジャン首都・バクーで開催することはサポーターにも影響を与えているようだ。29日、英メディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

 EL決勝が行われるアゼルバイジャンとアーセナルMFヘンリク・ムヒタリアンの母国アルメニアは、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争いの影響により、国交断絶状態にある。その危険性を考慮し、アーセナルはムヒタリアンのEL決勝欠場を発表した。

 しかし、その影響は選手だけにとどまっていないようだ。バクーに観戦に訪れたタイ人のアーセナルサポーター男性2名が、ムヒタリアンのユニフォームを着ているという理由で警察から職務質問を受けたという。

 幸いにも男性2名は職務質問を受けるだけで済んでいる。

 政治的な問題だけでなく、スタジアムへのアクセス面など、EL決勝のバクー開催には多くの否定的な意見が挙がっている。チェルシー対アーセナルの大一番が無事に終わることを祈るばかりだ。